先日の大人バレエの発表会が終わって考えたこと。
今はネットで簡単に情報や知識が得られるので大人は色々な演目をご存じの方も多いです。
スポーツクラブのレッスンでは日常的にバリエーションクラスがあったりもします。
私もスポーツクラブの社員さんから「バリエーションクラスもやりませんか?」と持ちかけられたことが何回もありますが全て断っています。
基礎をやらずに応用はあり得ないと思っているからです。
私はスポーツクラブでもきちんと教えたいと思ってやっているので、初心者できちんと教わりたいと思っているメンバーさんが集まりやすいです。
あと、最初の印象で優しいと思われやすいから?(笑)
難易度低めで、質を高く、というクラスです。
そんな初心者が多いところにバリエーションクラスを作っても振り付けを簡単にして雰囲気だけのクラスになるでしょう。
元の振り付けはプロの中でも選ばれた一握りの人が踊るパートなので当然難しいです。
バレエクラスのレベル分けでは中級〜上級レベルです。
雰囲気だけで動きは適当なレッスンになりそう?
私のクラスに定期的に来る人は多分受けないと思います💧
基礎の大切さをわかっている人ばかりなので。
中にはそういう雰囲気だけのレッスンがお好みの生徒さんもいるでしょう。
私のクラスにはそういう人は1回2回来て、すぐに来なくなります。
基礎に沿っていないところを直されるのが嫌だと思う人もいます。
そういう人は注意をしない先生のクラスに行きましょう?
私は大人だからこそケガをしないため、上達するためにきちんとやるべきだと思っているので手を抜くことはできません。
当然バリエーションをやりたいなら基礎をやるクラスできちんと練習して、それから少しずつステップアップして、踊りも取り入れているレベルのクラスを受けて、そこでやっとバリエーションにトライです。
基礎の歪みは、バリエーションを踊ろうとするとパが正しくできない繋がらない、異常に疲れる、要するに踊れない。
無理がかかった身体を痛める。。。
悪いことしかありません。
ある程度バレエのレッスンを受けることに慣れてきたら、基礎しかやらない入門のようなクラスと並行して、踊るレベルのクラスを受けると上達がスムーズになります。
あるクラスでは基礎だけ、他のクラスではちょっと難しいことにトライしながら踊る。
更に、レベルが上のクラスでは自分より上手な人に囲まれることになります。
良い意味でつられましょう。
他の人の踊りを見て、先生のお手本を見て注意を聞いて、学ぶことがたくさんあるクラス、お得ですね。
バリエーションを踊ったり発表会に出るなら、普段のレッスンの難易度も大事です。
残念ながら基礎だけでは踊れるようにはなりません。
ただし、基礎がなければ踊れません。
『基礎』という言葉がたくさん出てきました。
ではその基礎って何のこと?を次のブログで書きたいと思います。
それではまた