私がトレーニングや身体のケアにこだわるのには訳があります。

自分が子どものときに間違ったことを身に付けてしまい、とーっても苦労したから。

「ここを使って」
「ここに力をいれて」
と言われ続けて、力がうまく入れば踊りがうまいと思い込んでしまったから。

受け取りかたは人によって違いますが、同じ教室で高校生以上まで続けていた全員が腰痛持ちだった事実でわかる人にはわかると思います。


少なくとも、私のレッスンに来てくれる人は上達したい人だと思っています。

思い込みで作られてしまった身体が、うまくいけばよいのですがバレエを踊りづらい方向にいくことのほうが多いです。

姿勢が間違っていると動きは正しくできません。

姿勢を直してキープしようとしていると踊りは硬くなり、音楽に乗ることが難しくなります。
とても余裕がない状態ですね。

それではバレエの楽しさ、達成感は半減してしまいます。

年齢関係なく踊りがうまくなってもらいたい。
バレエの姿勢、柔らかい身体、強い筋肉、音楽を聴く力を育てられたら素敵です。

ここでいう柔らかい身体は開脚ができるとかではなくて柔らかい動きができることです。
強い筋肉もムキムキなのではなくてしなやかな強さ。

そのためにまずは姿勢づくり、身体づくりから。

基礎の積み重ね、大事です。