ポワントの先をかがるのは手間がかかりますがシューズが長持ちするのでやっています。


これ、時々大人の初心者が真似しているのを見かけますがたくさん回転したりリハーサルでバリエーションを踊り続けるのでなければ必要ありません。

理由のひとつは最近は質のよいリノリウムのフロアのスタジオが多いこと。

回転の練習をたくさんしたり、木の床で踊り続けると摩擦で生地がボロボロになって剥けてくると表面の生地がずれてフルポワントで滑ったり、見た目が汚くなるのを防ぐためでもあります。

ポワントを長持ちさせる目的もありますがプロや先生はかなり柔らかくなるまでシューズを履き続けることが多いです。

初心者では足を痛めるほど柔らかいシューズの人が多いと思います。

そこまでなるとかがっておかないとボックスがグニャグニャになっしまうのです。

ものすごくたくさん踊るプロでもかがっていない人は多いです。

元々、爪先をかがることはプラスαであって、やらなくてもいいことなのです。

絶対に必要なものなら売っている段階で加工されているはずです。

スポーツクラブなどで「立ちやすくなる」とかがっている人もいるので書いてみました。

かがることで立ちやすくなるのは安定感の増したところに乗っかっているだけです。

大人から履き始めても、きちんと立つ技術を身に付けてもらいたいものです。