今日もよくある質問から。
『私バーでは大丈夫なのにセンターではぐらぐらしちゃうんです、、、』
これはズバリ! バーでも大丈夫じゃないことに気づいていないだけ、です。
自分の先生以外のレッスンを受ける側になることが少ないので、生徒さんからの質問やお話の内容を総合すると先生の教え方にも問題がありそうです。
・バーの正しい持ち方を教わったことがない
・バーからどのくらいの距離に立つのか教わっていない
・注意が「バーを引っ張らない」だけ。その理由まで言われない。
・引っ張ることを注意しても、若干もたれてしまうほうは注意されたことがない人が多い
・いつの間にかバーを握りしめている
その他色々ありますが特に理由として多いものを書き出してみました。
自分の身体のバランスが取れていないからバーを強く握ってしまい、握りしめるので軸がずれ…と負のスパイラルです。
バーは軽く下に向かって押さえるような力の方向になります。なぜ押さえるような、なのかは本当にぐいぐい押すのではないからです。あくまでもサポートです。
『なぜプリエが大切なのか』と共通の内容ですが、まっすぐ骨に体重が乗っていると斜めではないのでバーを握りしめる必要がなくなります。日常より大きな動きをするためにそのまっすぐから姿勢が崩れないためのサポートにバーがあります。
プリエの曲のなかでポール・ド・ブラが組み合わされることが多いですがこのときにまっすぐが崩れる人が多いです。レッスンの始めに自らまっすぐを崩してしまうわけです。ポール・ド・ブラの際は足の裏には床に垂直に体重が乗っているはずです。プリエの一曲のあいだ、常に足の裏にまっすぐ体重が乗るように気を付けてみてください。ちなみにドゥミ・プリエのときも踵に体重は乗っていますよ。浮く人が多いので注意です。
バー始めのアップ、プリエ、バットマン タンデュ(slow)でまっすぐを意識して、それができたらそのあとの動きも変わってきますよ。