昨日の続きです。
昨日は成人で私の考える入門~初級レベル(バレエ歴0~5年くらいで最低限理解しておいてもらいたいこと)
コンスタントにレッスンを受けて、それなりに頑張ってるわ、というバレエ歴3年以上の方はもう少しレベルを上げたいところです。
週に1~2回、3年やれば少なくとも120回はレッスンを受けていますね。基本のパはある程度覚えておきたいところです。
ここで言う基本のパはプリエ、バットマン タンデュなど本当に基礎の基礎のことです。ピルエットは(成人の)中級以上です。
バレエのパってこういうことなのね、とある程度覚えられたら、その組み合わせを少し自由に踊りたいところです。
先生のお手本、アンシェヌマンの説明のときは何を意識していますか?
私の場合、プリエが一番長くて64カウント、アダジオが短くて片側16カウントのことが多いです。この間、動きを全ていっぺんに頭に詰め込まなきゃと思っている人は少しブレーキをかけましょう。
ただでさえ日常の動きと違う動き、本当に全部覚えられますか? バレエのレッスンで言う「覚える」は振付のインプットとアウトプットがセットです。
まず基本の動きを覚える(慣れると言ってもいいかもしれません)、組み合わせを覚える=流れをつかむことを頑張ってみましょう。
今までブログ内で書いてきたことをまとめる感じになります。音楽に関することはCD使用の場合になります。ピアニストさんがいらっしゃる場合は先生の振りに音楽が乗ってきます。
・音楽(特にレッスン曲)は8カウント、16カウント区切りでメロディも区切りになります。心地よい曲の流れはだいたい16の倍数でフレーズの変化があります。
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初級ならこの曲の流れに沿って振り付けが進むことが多いです。
・同じ動き、リズムで方向が変わるだけ 、足のポジションが変わるだけ
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これ、お話すると「それが、変わるとダメなんです」と言う人が多いのですがそれは基礎が身に付いていないからです。前後左右の基本の方向は身に付けてから受けるクラスのレベルを上げたいですね。
・どちらの脚に体重(重心)が乗っているか把握し、その移動を覚える
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基本のパの仕組みを覚えられたら、エクササイズ的に順番通りやるだけではなく『踊り』たいですよね。パを一つ一つやるだけでは素人感が丸出しになります。ちょっとこなれて見える人は体重移動がスムーズです。バレエって、意外と単純な部分もあって右の次は左、左の次は右となることが多いんです。昨日のブログでは『軸足を把握する』と書きましたがこれができていないと本当に不便です。1回のアンシェヌマンで考えることが多すぎて何か抜け落ちます。
いつも語りたいことが多すぎて書ききれません💦
《今日のまとめ》
・振付と音楽をセットで考える
・パの軸足を把握し体重移動の流れを意識する
ここまで書きましたが、正直なところ大人には時間がありません。わかります。私も趣味でバレエ以外のダンスをやると苦戦することも多いです。私はバレエの基本がわかっている分他の人より振り覚えがよかったり早く動けることはあるかもしれません。
大人になってからバレエを始めて、本当に基本が全部できてから次のレベルに上がろうとすると年齢も上がってしまいます。今度は身体がついていけなくなる… なので入門である程度慣れたら、平行して少し上のレベルのレッスンを受けてみましょう。◯曜日は入門、◯曜日は中級というように。入門で基礎を身に付け姿勢のチェック、レベルが上のクラスで楽しく踊る、です。受けるクラスのレベルが上がると入門を受けなくなる方も多いのですがぜひ続けてください。プロでもあえて入門や初級をアマチュアの方に混ざって受けることがあります。(私の周辺だけと思いたくないです😅)
基礎をおざなりにすると結局余分な苦労をすることになるのです。
正しい努力で素敵なバレエライフを✨
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