我が家のおばあポメラニアン、おまりー。





来月上旬で14歳となる彼女を、ひよこよさんはしこたま可愛がっている。



低脂質たんぱく質の健康的おやつを求め、

最近は砂肝を薄く切ってオーブンで焼いたジャーキーをこしらえては与えている。





そんなおまりーが4月上旬にマダニに噛まれた話を以前ブログに書いた。





初めてマダニに噛まれ、3週間後に血液検査もして陰性とことなきを得たのだが…





もうあれからさらに2回も噛まれている






4月から計3回も噛まれているのだ。



何なのだこの頻度は。


ポーランドはこんなにもマダニが多いのか。





ちゃんと予防薬もしている。

最後に打ったのは10日前だ。


草むらに入ることが多いので家に入る前に全身ブラッシングもしている。


そして道の生垣におまりーの体を当てないように気をつけて歩き、

さらに顔を草むらに突っ込む度に顔周りのチェックをしている。


家の中では可愛がりながら毛をかき分けて異常がないか見てきた。




それなのに先日、おまりーがほっぺを後脚でちゃちゃちゃ…と掻いた時に何かが“ポンッ”と飛んだのが見えた。




ぱんぱんに吸血したマダニだった




ひよこよさんは驚きながらも、まずティッシュでマダニを回収した。




1回目と2回目のマダニは茶色でしぼんだ風船のような出立ちであったが、今回は違う。



銀色のような色で、ぱんぱんに膨らんでいる。





ひよこよさんはその様子から、初めて

“1回目2回目共に吸血されていなかった”

ということに気がついた。



吸血するとこんなにぱんぱんになるのだ。

まるで姿が違う。




そしておまりーの爪によって飛ばされた犯人はまだ生きていた。



その犯人をティッシュで包み、

チャック付きの小袋に入れた後さらにビニール袋で2重に縛った。



犯人が脱出を図るには4重のセキュリティを突破しなければならない。



動物病院にかかった際に必要になるやもしれない犯人なので命までは取らない。



がしかし4重のセキュリティとはいえ家の中にも置いておかないがゆえ、

窓の外に磔の刑で待機となった。





『世界のマダニよ、この磔に怯えるがいい』


と心からの脅しを見せしめに貼り付けた。



強風で袋が揺れてもゲリラ豪雨で雨粒に打たれようとも、ひよこよさんはマダニに同情心を出さなかった。




噛まれた箇所は口のすぐ真横である。






なぜ気が付かないのだ。


毎日ほっぺたをこしょこしょして、あんなに触っていた箇所ではないか。


自分の不甲斐なさが情けない。



しかし幸いにもマダニの口器は残っていなさそうである。



すぐにでも病院に行きたかったが、

前回の流れでは


噛まれた

口器が残らぬよう綺麗に除去

様子を見て3週間後に血液検査


だった。



ということは、現時点では噛まれた部分を消毒し様子を見ることしか出来ない。


追加して出来ることといえば磔の刑に処されているマダニに呪いをかけることだけだろう。




あんなに気をつけていたのに、と悔しい思いで毎日消毒を続けた。


口元は後脚で搔けてしまうので、日本から持ってきたカラーを装着しておいた。





いつ何が起こるか分からないと念のため買ってポーランドに持ってきておいたのだ。



本当に常備しておいてよかった。



プラスチックでは寝にくいのでふわふわのお花型にしたのだが、

見た目の疾病ケガ感が薄まってよいという相乗効果もある。



しかしおまりー本人は柔らかお花カラーだとしても急な装着に戸惑いがあるのか、

しばらくは何をしてもひよこよさんを追いかけ離れようとしなかった。





朝晩と消毒をし、傷口は炎症もなく落ち着き始めた。





消毒をし続け4日目、いつものようにおまりーを可愛がっていると違和感が指に伝わった。



4月に噛まれた、1回目の傷口が炎症を起こしていた。




ひよこよさんは、ソフトボールの練習へ出かけた夫に鬼電をして動物病院へと向かったのであった。






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