先日、琥珀の指輪を買ったブログ記事を書いていた時である。



指輪の写真を載せた時に指輪のひとつがHARIBOのコーラ味のグミに見えて、冷蔵庫にあるグミが食べたくなった。






冷蔵庫から取り出したカチカチのHARIBOコーラを口に入れて噛んだ時、それは起こった。



銀が取れたのだ。




ここからひよこよさんは早かった。



その足でそのまま歯を磨き、コートとマフラーを羽織って外へ出た。



目指すは歯医者である。


ここまで3分。



いつもであったら絶望のまま夫の帰りを待ち、英語での歯医者の電話予約をお願いしていただろう。


しかし自らの足で予約をした方が早いと速攻で動いた。


40歳になったのだからそれくらい頑張りたい。



勢いのまま歯医者のドアを開け、銀を見せて予約したい旨を伝えた。





するとそのまま診察室へ案内され、

『次の予約まで2分しかないんやけど、診たるわ』

とてきぱきした女医の先生が診てくれた。


そして患部に
“次の診察までに絶対に取れること間違いなし”でお馴染みの心許ない白い練り物を詰めてくれ、
2日後の予約を取って帰宅となった。



なぜ日本にいた時は歯医者は検診でしかお世話にならなかったのに、ここ1年で3か所も詰め物が取れるのか。


しかも今回は詰め物として最強の布陣、
銀が外れたことが絶望ポイントである。



ポーランドに来てから引きちぎらんばかりの硬さであるパンを主食としているからであろうか。

食べ物全てが柔らかい日本と比べて明らかに咀嚼量は増えたが、そんなことは関係あるのだろうか。


心許ない白い練り物が外れないよう、
再診日まで反対側だけで噛んで食事をした。

何となく念のため、食事もやわやわなもので済ませた。



そして再診の日が来たのである。




前回のてきぱき系の女医の先生である。


『やるで』

と一言だけ言うと、麻酔を打ってきた。


そして数年ぶりの再会となる、
無理矢理口を開かせたままにする丸型のシリコン、通称“アウディの輪”をはめ込んできたのである。





アウディの輪を導入してくるとは、今回の治療はただごとではない。
しかも麻酔も即打ちである。



てきぱき女医が一言何が言うと、助手がひよこよさんにメガネをかけてきた。



黄色のサングラスである。



視界が透明の黄色で染まった。


何用のサングラスなのだろうか。

さらには黄色。



黄色のサングラスをかけられ、
すぐにひよこよさんの脳裏に浮かんだものは
映画“Mr. & Mrs. スミス”のアンジェリーナ•ジョリーであった。




最後のホームセンターでの戦闘シーンで

ブラッド•ピットとお揃いの黄色サングラスをつけていた。



今ひよこよさんはアンジェリーナ•ジョリーなのかもしれない。


しかし残念なことに、先日前髪を切ってしまったので完全なるアンジェリーナ•ジョリーではない。



よって夫も髪型こそ近いが、ブラッド•ピットではない。




私は何を言ってるのだろう。




アウディの輪を装着されたということは長丁場を意味する。



歯医者で長い時間治療を受けている時、

一体何を考えるのが正解なのか。




結局2時間ほど治療に当てられ

(途中、他の患者を診に行ったのかと思うほどに放置された時間があった)

ぶっ通しで口を開けさせられていたひよこよさん。


ほうれい線が非常に気になるお年頃なのに関わらず、2時間のアウディの輪によって

今日だけで10年老け込んだくらいにシワが掘り込まれた。



しかしロシア同様ありがたいのは、歯医者が1日で終わるという点である。



てきぱき女医はてきぱき女医の名前に相応しい仕事をしてくれた。

ことなきを得て一先ずは安心である。




ここで改めて皆さんに問いたい。



歯医者での長丁場の時、一体何を考えてお過ごしなのか。



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