メトロの駅は非常に小規模で、上記の写真の端から端までの広さが全てである。
非常に小さな3両編成の電車に乗って目的地へ。
今回行った温泉はセーチェーニ温泉。
欧州で1番の広さを誇る、1913年に作られた温泉である。
温泉は2ヶ所の泉から湧き出ており、
男女混浴のため水着は必須。
今回は個室を借りた。
個室代は約500円。
お手頃価格で恥部を隠すことが出来るのでおすすめ。
個室は鏡もコンセントの類はなく、あるのは椅子のみ。
しかしリストバンドがなければドアは開かないし、セキュリティはきちんとしているので
大胆なお着替えにも適している。
水着に着替えていざ、セーチェーニ。
外の水温は38℃。
長風呂にうってつけの温度となっている。
外はもちろん、室内にもたくさんの温泉がある。
外では分からなかったが、室内に入るとほんのり硫黄の香りがした。
温泉の匂いである。
場所によって水温が違うが、水源の2つの泉を混ぜて調整しているので効果効能は同じだと思われる。
一応、
“大事な場所をしっかり洗ってから入るのがマナーだYO⭐︎”
という注意書きポスターが貼ってあったが、
ひよこよさんが見ていたところ誰1人守っている人はいなかった。
大事な場所を洗っていないであろう皆さんは、
各々好きな場所でしっぽりと決め込んでいた。
ひよこよさんは1番水温が高い40℃でしっぽりすることにした。
40℃は外国の方には熱いのか、来客は少なめ。
しかしただ1人、頭頂部から足の先までを湯に委ねるしっかりしっぽりマダムに遭遇。
しっかりしっぽりマダムは眠っていた。
たまに小いびきをかいているのが聞こえる。
もしこのままひよこよさんが立ち去った後に何かあれば大変。
しっかりしっぽりマダムに何事も起きぬよう、
ひよこよさんもそこに鎮座することにした。
10分ほど経った時、しっかりしっぽりマダムが少し沈みかけた。
『あっ…』とひよこよさんが思ったのと同時に
温水が口に入って慌てたしっかりしっぽりマダムは立ち上がった。
ひよこよさんもすぐに動けるようにスタンバイしていたのだが、
しっかりしっぽりマダムはしっかりとした足取りで去っていった。
よかった、ひよこよさんもこれで任務完了である。
しっかりしっぽりマダムのおかげで体がぽかぽかになったひよこよさんは、もう一度外へ出てみた。
するとセーチェーニ温泉名物、チェスをするおじさんがおられた。
よく話に聞いてはいたが本当にチェスをしているとは。
実際に見られて少し感動した。
2時間ほど堪能し、帰る頃には人も増えて少し混雑し始めたので土日に来られる際は朝イチがおすすめ。
体が芯から温まる感覚は久しぶりである。
帰りはバスでホテルへ。
驚いたのは今回乗った公共交通機関では全てチケットチェックがあったこと。
ポーランドでは今のところ半年に一度抜き打ちチェック人に出会うくらいの頻度なので、毎回には驚いた。
ご機嫌ぽかぽかでホテルをチェックアウトし、
フォアグラを食べに街へ。
フォアグラは生産過程が結構な結構さんであるがゆえ、なかなか食べたいとは公言しにくい食べ物である。
世界三大珍味のフォアグラ。
フランスに続き、ハンガリーもフォアグラの有名生産国である。
ちなみに動物福祉的を遵守しているポーランドはフォアグラ生産禁止国。
欧州ではその他22ヵ国が生産を違法とし、
現在生産を続けているのはハンガリーを含めて5ヵ国となる。
おそらく近い将来生産がなくなるだろう。
というわけで食べる。
ハンガリーの食べ方はマッシュポテトにくたくたのりんご、その上に塩胡椒で味付けされたフォアグラが乗るスタイル。
日本でお目にかかるのは大抵ステーキの上にちょこんとフォアグラが鎮座している系なので、
まずは大きさに驚いた。
しっとりパテのような食感で食が進むが、
100gあたり500kcalと非常にカロリー爆弾なのでこの一皿でとんでもない摂取量となる。
ぜひシェアすることをおすすめしたい。
シェアをしてもたっぷりカロリーなので腹持ちがいい。
帰りの飛行機は一寸先も見えないほどの濃霧。
LCC会社Wizzのお膝元ハンガリーだが
搭乗にボーディングゲートは勿論ないので視界不良のなか歩いて機体を目指す。
1泊2日のブダペスト旅、総じて良き旅であった。
そして今回のお土産はこちら。
LCCなので荷物を増やせず、お土産はこちらが限度であった。
スタバのタンブラーは大きな収穫である。
マグネットはハンガリー名物パプリカの形のもの。
刺繍は敷物とキーホルダーを。
3個の缶は空港で買ったフォアグラ缶。
お正月にでもちびちび食べたい。
温泉好きとしては欧州最大級の湯船につかれたことが満足。
雰囲気のいい街並みも堪能でき、総じて良き旅であった。
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