しかし目的はホテルでのんびりではない、
年に一度のポーランド食器祭りだ。
そしてここはエジプトのようでエジプトではない。
ボレスワヴィエツなのだ。
子どもたちよ、年末旅行を思い出して恐れるでない。
(色々思い出して硬直する次男)
逆に驚いたのだが、部屋に入るとエジプト感は皆無であった。
しかし自分の姿を映すことが非常に困難な姿見鏡と、
(ソファでジャンプすると姿が一瞬見える)
生涯冷えることのない冷蔵庫が設置されてあった。
(電源は入っているのに目盛りをMAXにしても冷えない)
冷蔵庫の隣にあった机の上を何気なく見たひよこよさんは足を止めた。
ホテルのマグネットだ
『これは…すごい…』
ひよこよさんは歓喜で声を震わせた。
ホテルのマグネットだなんて見たことがない。
しかもポーランドのボレスワヴィエツにある
エジプトテイストホテルのマグネットだ。
地名の情報が錯綜としているところもいい。
お茶請け的なお菓子と置いてあったところを見ると、これはサービスとして受け取っていいのだろう。
ひよこよさんはほくほくとマグネットをカバンにしまい込んだ。
おまりーもようやく自由の身になって楽しそうである。
これから食器にカードを切りまくる予定なのもあり、先にお散歩へ連れて行くことにした。
どうやらホテルの裏手に自然豊かな公園があるらしい。
ここで初めておまりーにホテルの外観を見せたのだが、その瞬間笑顔が全て消え去った。
このエジプトの前に立つと、褒めど撫でど笑わない。
公園へ到着。
エジプトから解放されてすぐに笑顔に戻ったおまりー。
川も流れ、静かで自然豊かな公園である。
キツネたぬきどころではない。
鹿がいて、
イタチとオコジョもいて、
カワウソとビーバーもいる
とんでもない公園である。
1歩譲って鹿は分かる。
鹿が分かればイタチとオコジョも分かる。
が、カワウソとビーバーはなかなかのものである。
またしばらく歩くと看板を見つけた。
毒マムシおる
三太夫がいると分かると草むらが怖い。
十分楽しんだのでホテルへ退散。
さぁ、いよいよ食器祭り参戦である。
よろしくおねしゃす。
投稿のお知らせやたまに記事を載せるインスタアカウントはこちら↓
こちらもよろしくおねしゃす。