シチリア島といえばレモン。
搾りたてのレモンジュースを飲まねば。
繁盛しているんだか寂れてるんだか分からない市場まで歩いていく。
すると1€で搾りたてのレモンジュースが売られている唯一の出店を発見。
店の出立ち、店奥の暗闇、店主の雰囲気、
干してある“Don’t worry”Tシャツ、
使用している機械のサビ具合、
それら全てに不安がよぎったが、
“明日帰るんや、どうにでもなれ”
という気持ちで注文した。
機械で補えない所は店主が素手で絞る。
砂糖などは一切加えないが、店主は加わった。
店主とレモン2つ分の果汁100%ジュースの出来上がり。
よし分かった、レモンだ。
ひよこよさんは柑橘系の酸味に強い。
ポッカレモンをダイレクトに飲む人である。
それでも舌の下から1日分の分泌量が出たほど酸っぱかった。
レモンで目が覚めた後はお土産を探す。
シチリア島は非常にマグネットの種類が多くて素晴らしい。
ひよこよさんはマグネットを選ぶ際、
*立体的なもの
*その土地にしかない物や場所のもの
これを重点的に見て探している。
シチリアだったらレモン一択だ。
なかには手書きで土地名が書いてあったり、
土地名シールが貼られているものがある。
この類のマグネットはどこの国の、
どこの土地でも使える量産型の万能絵柄マグネットなので買わない。
そしてここでようやく母念願のピザを食べた。
しかしフォーカスがイカ墨パスタに合っていることからお分かりのように、
ひよこよさんはイカ墨が好きである。
イカ墨を何味かと聞かれれば答えられない。
“まろやかなコクの塊”としか言いようがないのだ。
ひよこよさんはイカ墨を食べて口周りが汚れることを恐れない。
口いっぱいに黒いソースを頬張り、夫に向かって笑顔で言う。
『美味しい…ふふふ』
お腹が満たされたら船まで歩いて向かう…
と思った矢先に本屋さんを見つけた。
本場イタリアンレシピの本が欲しい。
イタリアならではのパスタや煮込み料理が載っているレシピ本だ。
しかしいざ作る時は結局訳すことなく、
ネットやSNSでレシピを調べて作ることは目に見えている。
それでも、
“本棚に海外の本があるとお洒落”
と単細胞感性を持っているひよこよさんは本を購入。
買ってから気づいたのだが、
イタリアの地域ごとに分かれてレシピが載っている。
しかも英語で書かれており、
“これなら訳して作ってもええかもな”
と多少のやる気をくすぐる1冊であった。
シチリア島のお土産はこちら。
やはりレモンが多いラインナップ。
レモンのキーホルダーは次男が
『母ちゃんに買いたいからお金ちょうだい』
と母ちゃん自らにお金をもらって買ってきたものである。
そしてここにきてトートバッグが追い上げを見せてきたのか、2枚の購入。
まず最初にレモン柄を買った。
たくさんのトートバッグがあったが、
唯一このレモン柄に品があったのだ。
しかしこのレモントートバッグには残念だが地名が入っていないという致命傷。
『レモン柄ということで大目に見るか…』
と思い購入した後に、
地名入りの品トートバッグが売られているのを見つけた。
そして旦那が他に気を取られている間に購入。
そういった流れで2枚の購入にいたったということだけは分かってほしい。
夫よ、よろしくおねしゃす。
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