次男の話をしよう。
4月で10歳となった次男は、インターのyear5に通っている。
何かと休みが多いインターへ通うのも半年が経った訳であるが、ここ2ヶ月でようやく学校が楽しいと言うようになった。
素晴らしいことである。
友だちも出来、休み時間に家から持ってきたスナックを交換したりと楽しむ余裕が出来たようだ。
とにかくぐいぐいと周りに入り込んでいく長男と違い、次男はしばらく静観を保つ性格である。
慣れれば尻のひとつでも高らかに叩いてみせるほどおちょけを見せるのであるが、
そこまでいくには相当な時間が掛かるのが次男だ。
どうやらその時間が徐々に過ぎ去ろうとしてきているらしい。
そんな中、先週次男は学校のグリーンキャンプなるものに参加してきた。
日本でいう林間学校のようなもので、
ボートや料理体験を兼ねてのバーベキュー、アウトドアスポーツ、ゲームがてんこ盛りのラインナップの3泊4日のキャンプである。
学校からの持ち物は以下のものであった。
7足もしくは8足の靴下
7枚もしくは8枚のTシャツ
2枚もしくは3枚のズボン
ショートパンツが2枚もしくは3枚
長袖シャツ4枚
セーターが3枚
防水のジャケットとズボン
スニーカー2足とサンダル
水着セット
1週間分+予備の下着…
3泊で?
キャンプと銘打っているが、泊まるのは3食付きのご機嫌ホテルである。
川口浩探検隊でもなしに、何故こんなに必要なのか。
出発前日、ひよこよさんは親しくさせていただいているクラスメイトのお母さんに連絡し、
“本当にこの量が必要なのか”を問いた。
するとやはり『必要ない』とのことだった。
それどころか毎日同じ服を着て、風呂さえも入らない子もいるらしい。
硬水地域なので、毎日髪を洗わない人たちが多いことはもちろん分かっている。
肌質や頭皮のこともあるので全然よい。
しかし我が子には
『一日中外で何かをするのだから、
例え同じ部屋のお友だちがお風呂キャンセル勢だとしても次男は入るように』
と伝えた。
あとは1日目の服、2日目の服…と袋ごとにセットを作り、きちんと毎日着替えるられるように用意。
予備のセットは1つだけ、気候的に長袖のセーターなどは持たせなかった。
そして次男は出発したのである。
ワルシャワからバスで6時間という、
“もう少し近くに宿泊施設はございませんでしたか”
というなかなかの遠さであったが、
無事に到着したと現地から連絡が入った。
現地の先生からは1日に何度か写真付きで連絡が来て、何をしているのかが分かってありがたい。
その中には高さ15cmほどの高さにいる次男が、ロッククライミングを2秒で諦めている動画もあった。
楽しそうで何よりである。
早々に3泊が過ぎ、3食しっかり食べたであろう次男は心なしか丸くなって帰ってきた。
トートバッグに絵を描くプログラムがあったようで、次男が描いたのはまさかの
“母ちゃん大好きバッグ”であった。
ハートを縦半分にして2色に彩るのがお洒落と思っているあたりが子どもらしくて非常によい。
数多あるハートの中に星がひとつと、触覚のある虫的なものがあるのも遊び心があっていい。
ひよこよさんはこのバッグを近所の買い物用袋として愛用している。
そして汚れ物の4セットを洗おうとしたところ、汚れているのは2セットのみであった。
出発の日の服と、帰宅した日の服の2セットである。
出発した日の服を①とし、
帰宅した日の服を②としよう。
4日間として、①と②を着たのは順番は
①②②②であろうか。
それとも①①②②の平等パターンであろうか。
もしくは①①①②の、
“出発した時と同じ服はあかんな”と焦ったパターンであろうか。
…なぜ着替えないのだろう。
親がいくらきれいにパッキングをして言い聞かせてたとて、離れた子などこんなもんである。
ただ“母ちゃん大好きバッグ”があったこと、
そして下着だけはしっかり4枚が洗濯に入っていたことでこの件はご破算としたい。
語学もままならぬ次男よ、4日間よくがんばった。
しかし次回は出来ることなら毎日着替えることをおすすめしたい。
よろしくおねしゃす。
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