4/2は次男の誕生日であった。


10歳になった。



誕生日当日に、通っているインターへマドレーヌを持っていきたいと次男は言う。
クラスメイトに配りたいのだ。


どうやらクラスメイトが自分の誕生日に小さなお菓子を配っているのを見て、次男もやりたくなったらしい。


なので4/1にマドレーヌを30個焼いてラッピングもした。






4/1はエイプリルフールだ。



次男は学校から帰宅するや


『母ちゃん、今日は授業がなくて1日中遊んだよ』


とにやにやしながら分かりやすい嘘をついてきた。




なのでひよこよさんも


『次男…母ちゃんね、マドレーヌ失敗しちゃったんよ。

頑張ったんやけどね、美味く焼き上がらなくて…ごめんな。』


と悲しげに返した。




こういう、

“頑張ってみたものの叶いませんでした”系のことを次男に言うと必ずと言ってもいいほど


『いいよ。

大丈夫だよ母ちゃん。

頑張ってくれてありがとね。』


と返してくるのが次男だ。




なので今回もそれを言われた後に


『なんちゃって!

作ってあるんやで!』


とマドレーヌを見せる予定であった。




しかし今回は次男は少し考えたあと、



『母ちゃん、大丈夫だよ。

まだ明日まで時間はあるから頑張ってね』



と言ってきた。




学校へお誕生日ギフトを、絶対に持っていきたいという気概を感じた。





そんな次男が喜びながらマドレーヌ30個を学校へ持って行った誕生日当日、

ひよこよさんは朝から台所でフル回転していた。




次男の希望は寿司とポテトサラダとメロンのケーキである。




寿司用のサーモンを買い付け、

市場で果物屋の女将さんに


『子どもの誕生日やから甘いメロンを食べさせたいんや』


と言ってわざわざ裏手からおすすめのメロンを出してもらったり準備をしてきた。




そんな親切女将さんのおかげで作れたメロンのケーキと





生ものが少ない寿司で誕生日をお祝いした。






ひよこよさんは切迫早産体質で、

長男の時は2ヶ月、次男の時は6ヶ月ほど入院をしての出産であった。



切迫早産は絶対安静なのに、体はすこぶる元気なのが厄介である。



暇すぎてこっそりと売店にヤクルトとお菓子を買いに行って、看護師さんに現場を目撃されてはしょっちゅう怒られていた。




そんな妊娠出産を経て産まれた次男も10歳である。




幼子がよくカルピスを“カピピス”と言ったりする言い間違いがある。



次男は結構その類が多い子であった。



コンソメパンチを“こんぺそのぱんち”

プリンアラモードを“くいんあもろーれ”

スローモーションを“すもーろーしょん”


と例を挙げたらキリがないが、今だに間違えることが多い。



先日も、なかやまきんに君の話をしていたら“きんにく山田さん”と言っていたのをひよこよさんは聞き逃さなかった。




そんな言い間違いだらけで学校で上手く学べているのだろうかと心配にもなるが、

この環境下で休まず言葉の分からぬ学校へ通う兄弟を心から立派に思う。



母が出来ることは食べたいものを用意して、

お腹いっぱいにして布団を掛けてあげることだけである。



大きく健康に育ってほしい。


お誕生日おめでとう。




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