ケフィールの話をしよう。




ケフィール、もしくはケフィア…


人によっては“ヨーグルトきのこ”と言うとピンと来る方もいらっしゃるのでは。



ロシアとジョージア,アゼルバイジャン,アルメニアを結ぶ、カフカス山脈周辺を起源として生まれた発酵乳飲料がケフィール。


乳酸菌のみで発酵しているヨーグルトとの違いは酵母である。


乳酸菌+酵母というダブルの共生発酵、
さらにその乳酸菌の数をもヨーグルトより多いのがケフィールなのだ。


ひよこよさんは恥ずかしながらロシア時代、
ケフィールと飲むヨーグルトを間違って購入した時に飲んだ味が好きではなくてそれ以降敬遠していた。



そして現在ポーランド。


ポーランドもロシア同様、ケフィールが所狭しと並んで売られている。




毎日ヨーグルトを食べている沿線上で、最近ケフィールが気になってきた。


そしてGoogle先生で調べたところ、

ケフィール=“ヨーグルトきのこ”であることに衝撃を受けた。




ヨーグルトきのこ




約30年ほど前に日本でも密かに流行った、

あのヨーグルトきのこである。




ひよこよさんはアトピー体質であった。



首や膝っ小僧の裏、肘の内側や耳たぶなど、

ひよこよさんのアトピーを母は心配していた。



そんな時に母が取り入れたのがヨーグルトきのこであり、小学生から中学生にかけての時期に毎日飲んでいたのだ。



ヨーグルトきのこ株からぼこぼこと毎日作り出されるヨーグルトきのこを、

『美味しくない』

と言いながらコップ一杯飲んでいた。



その甲斐もあったのか、

年齢を重ねて肌も強くなったのか、

色々な要素が混ざり合って社会人になる頃には肌が痒くなることはなくなった。



そのヨーグルトきのこだ。



そうだと分かった瞬間、急にケフィールに愛着が湧きに湧いて体内に取り入れたくなってきた。




しかし数多の数あるケフィール。



色々な種類を買ってそれぞれを評してみたい。



これは完全に備忘録であり、

読者さんを置いてきぼりの本当にどうでもいい話であるとだけ先に言わせていただきたい。




今回のケフィールたちはこちらのラインナップ。



せっせとスーパーを何ヶ所かはしごして探してきた。


これらを毎日違う種類を200mlずつ、

風呂上がりに摂取して腹の調子などを調べたい。





尚、評価は★5つ式で、


すっぱい度

どろどろ度

しょっぱい度

ぴりぴり度

腹下し度


の5項目にて比較する。


“しょっぱい”と“ぴりぴり”という項目について説明させていただこう。


そうなのだ、ケフィールは塩味がある。

ものすごい塩気があるわけではないのだが、
『あ、何かしょっぱ…?』
レベルの塩味である。


さらにぴりぴりについて。

弱い弱い炭酸のようなぴりぴりを感じる時があるが、それはどうやら発酵の熟成によって違いがあるらしい。
舌に乗っている時、喉を通っている時などぴりぴりの現れ方も様々。




①パッケージに特徴なしケフィール




すっぱい度  ★★★☆☆

しょっぱい度 ★☆☆☆☆

どろどろ度  ☆☆☆☆☆

ぴりぴり度  ★☆☆☆☆

腹下し度   ★☆☆☆☆



しゃばしゃば液体タイプ。

すっぱいがしょっぱいに勝つ。

ぴりぴりは喉を通る時に若干主張する程度。

お腹は大してお祭り騒ぎを起こさない、緩やかタイプ。



②ランチョンマットが爽やかモーニングを

連想させるケフィール




すっぱい度  ★★☆☆☆

しょっぱい度 ★★☆☆☆

どろどろ度  ★★☆☆☆

ぴりぴり度  ★☆☆☆☆

腹下し度   ★★☆☆☆



酸味としょっぱいが同比率で来るタイプ。

多少固形っぽいものがとろとろと流れてくる。

ぴりぴり感はあまり感じない。

お腹は摂取後、比較的短時間で祭囃子を奏で始めた。



③民族衣装女の子印のケフィール




すっぱい度  ★★☆☆☆

しょっぱい度 ★★☆☆☆

どろどろ度  ★★★☆☆

ぴりぴり度  ★☆☆☆☆

腹下し度   ★★★☆☆



ワルシャワから東に80kmほどにある地方都市、Łowicz(ウォビチ)シリーズのケフィール。

生クリームなどもあって乳製品としては顔が広い。


②番よりもどろどろタイプだが、味はまろやか。


夜中に腹のズンドコで目が覚めた。


しばらくズンドコ節を泳がしていたものの

氷川きよしが大熱唱し始めるほどの即効性あり。





氷川きよし度は今までで1番の星★★★である。



④大して特徴のない、グロジスキーと書いてあるケフィール




すっぱい度  ★★★☆☆

しょっぱい度 ★☆☆☆☆

どろどろ度  ☆☆☆☆☆

ぴりぴり度  ★☆☆☆☆

氷川きよし度 ☆☆☆☆☆


ワルシャワからドイツ方向へ車で40分ほどにあるGrodzisk Mazowiecki (グロジスクマゾヴィエツキ)で作られているケフィール。 


牛乳のようにしゃばしゃばタイプ。

しゃばしゃば度にかけては今回でNo.1。



牧草の、野生感ある香りが鼻に抜けた。


小さな牛が駆け抜けていって、味も下唇がちょっと出るケフィールである。


ここにきて初めてのリピートなし案件。

個性を出してきた点に関しては評価したい。




⑤我が家から車で10分の距離にある会社、

“Robico”のケフィール




すっぱい度  ★★☆☆☆

しょっぱい度 ★★★☆☆

どろどろ度  ★★★★★

ぴりぴり度  ★☆☆☆☆

氷川きよし度 ★★☆☆☆



現在ケフィールとバターミルクの2種類を製造している小さな会社、Robico。


今までで1番高い粘度で、ひっくり返しても落ちてこない。

しっかり量を口に入れるとぴりぴり感があり、味も濃いような気がする。


飲んで2時間もすれば氷川きよしが遠くから歩いてくる足音が聞こえてきた。



⑥牛と黄色い花が爽やかさを醸し出すケフィール




すっぱい度  ★★☆☆☆

しょっぱい度 ★☆☆☆☆

どろどろ度  ☆☆☆☆☆

ぴりぴり度  ☆☆☆☆☆

氷川きよし度 ☆☆☆☆☆


通常のヨーグルト販売にも力を入れていて、

安価な価格でお世話になりやすいprimo。


味は可もなく不可もなくで、効果も中央値といったところ。


氷川きよしも楽屋から出てこない。




⑦おしゃれ感を醸しだしてるケフィール




すっぱい度  ★☆☆☆☆

しょっぱい度 ☆☆☆☆☆

どろどろ度  ☆☆☆☆☆

ぴりぴり度  ☆☆☆☆☆

氷川きよし度 ☆☆☆☆☆



⑥のprimoと同じでフルーツヨーグルト系も数多く販売している大手メーカーBakomaのケフィール。

味もケフィール感がなくて飲みやすく、

通常の無糖プレーンヨーグルトのようである。

ケフィールが初めてで、速攻効果もそれほど望まない冒険初心者におすすめ。


氷川きよしは楽屋どころか自宅からも出てこない、ということだけはお伝えしておこう。




以上が7本のケフィール比較である。



ひよこよさんが味、効果ともに好みだったのが③番の民族衣装女の子Łowiczのケフィール。



氷川きよしが熱唱するので摂取量には気をつけたいが、何より味がまろやかで美味しかった。



次点は小さな会社Robicoの固めケフィール。




とはいえまだ未開のケフィールは数多として存在するので、“これぞ!”というケフィールが見つかったらまたご報告させていただきたい。



日本ではおそらくまだあまり見かけることのないケフィール。

もし発見された折はお試しください。



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