エジプトはどこへ入るにも荷物検査があり、
入り口はどこでもいつも混雑している。
(ここでハッサムを待っている間に前回の話にあったエジプト女子撮影会があった)
ハッサムは全く無駄がないガイドであった。
撮影ポイントを完全に熟知しているのだ。
撮影はハッサム自らのケータイで行い、撮影ポイントの滞在時間を最低限におさめる。
ガイドのみかと思いきや、まさかのカメラマンを兼ねているらしい。
撮影ポイントで写真を撮ったら、
速攻で次の撮影ポイントへ移動した。
石畳みの道の移動は、常に小走りであった。
『ママ!
ママはもう少し速く走るデスネ!』
と100万回くらい言われた気がする。
朝晩こそ冷え込むが、陽が昇れば20度を超える。
常に小走りで移動し、ハッサムご指定のポージングで写真を撮るとすぐさまジョグ移動が繰り返し行われて汗をかいた。
汗ばんだ子どもたちが水を飲もうとすると
『Noよ!
水だめヨ!今飲まないネ!
ガンバッテ!powerよ!
Japanese powerはどこデスネ!』
Japanese power
なんぞないわぃ
水休憩なし小走り撮影会は2時間に及んだ。
そして写真を撮る度に、本当に毎回
『Happyデスカー!?』
と聞いてくる。
いやハッピーだけれども。
水くれや。
ハッサムが撮った写真は驚異の189枚。
そしてその写真の枚数はハッピー問答の回数に比例する。
途中で車に乗り換えて、
(車中でようやく給水が許されるので、
家族全員浴びるように飲む)
第3ピラミッド内部へと入ってみた。
中は急勾配でとにかく狭いため、体格が立派めの欧米の方々は息を切らしていた。
(下のおじさんがいる所がゴール)
その後はラクダに乗り、
スフィンクスを間近で見て終了。
スフィンクスから車へと戻る間に土産物市場のようなテントが並んでいるのだが、
『ママ、ココでは何も買わないで。
あまり良くない、高いダケヨ。
ママ!ドコ見てる!
ママは急いで歩くデスヨ!』
最後にランチを食べて終了。
エジプトの国民食“コシャリ”。
数種類の短いパスタにお米と豆類の上にトマトソースがかかっているもの。
そば飯のトマト版という感じだろうか。
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