ひよこよさんの日々の主なお役目は
『家族をお腹いっぱい食べさせること。
(出来れば美味しい料理で)』
である。


大まかな買い物は土曜日に車で大型スーパーへ買い出しに行くが、
大体がフランス資本の“Auchan”や“ Carrefour”で置いてあるものも似たり寄ったりだったりする。


野菜や乳製品や日用品は上記のスーパーで十二分なのだが、肉や魚は欲しいものが不安定なこともある。

特に高価な魚に比べて比較的値が下がる肉は必需品である。



家から無理なく行ける範囲で良い精肉店はないかと、暇さえあればGoogleマップで探し求めた。


そして掘り当てた精肉店がこちらである。

精肉店まではトラムからバスに乗り換えて約30分。

しかもバスは精肉店の目の前に停まるという点も“歩きたくない民代表”としては嬉しいところ。


バスに乗る距離は600mほどなのであるが、
切符の有効時間が残っていたら喜んで乗ろう。



…トラムを降りて乗り換えのバス停まで歩いて2分。

その3分後にバスが来た。



通り過ぎていった。



いやバス停にひよこよさんおりますけども。
待っておりましたけどもね。



136番バスのおくそさんめ。



600mを怒りに任せてぷりぷり歩いていたら5分で着いた。




店主はトルコ人で、非常に親切である。





ひよこよさんの目当てはハラミである。


日本を発ってから牛肉らしい牛肉を食べていないのだ。

牛肉はケバブの中のぺらぺら肉か、ハンバーガーのひき肉だけしか食べていない。



どうしても血湧き肉躍る肉が食べたい。



『すんません。

stek z antrykotuありまっか?』



ハラミはポ語でstek z antrykotuである。


stek、すなわちステーキがついているので、

『antrykotu』と書いてあるものならそれである。



『どんな風にして食べるん?』


とトルコ人店主に聞かれたので


『BBQ的な感じやな』


答えると


『BBQならおすすめはこの2種類やで』


と教えてくれた。





あった。

向かって左側がantrykotだ。


右側はローストビーフの部位なので、こちらもBBQに向いている。



ハラミが想像と違った。

日本で食べていたハラミは大体壺からみよんと飛び出した長細肉だったからだ。



とはいえantrykotと書いてあるし、

バスに見捨てられながらも到着したのであるし、

今回はこちらを買おう。



2パック1.38kg買って133ズロチ(約5,000円)。





肌感覚であるが、海外で牛肉のステーキを約1.5kgを買う金額にしてはそんなに悪くないと思った。



店主も快く店内を撮影させてくれて非常に親切であるし、明るくて清潔感もある。


他にも生肉の種類は豊富で、

味付き肉も評判であるらしい。



もちろん豚肉もある。




家に帰ったひよこよさん、お昼ご飯に早速ハラミを食べる。





比較用にペンを置いてみたが、大きさも厚さも申し分ない。


絵面を気にしないでお馴染みのひよこよさん、

肉を焼いたらちゃんとホイルで包んで寝かす。





レア寄りのミディアムレアが好きなひよこよさんにとって大成功の焼き具合。





美味しい。



もうすぐ40歳に到達するひよこよさんは脂が苦手なので、この赤身がありがたいことこの上ない。


しかも臭みとかは100%なく、少しだけ脂もあってちょうどよい。



良い肉屋を見つけた。

あの肉屋の常連となろう。



次回から乗り換えの136番バスはこちらから願い下げである。




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