昨日乗ったタクシーのドライバーさんは、
ひよこよさんを乗せるやいなや
『日本人やろ?』
と聞いてきた。
話したい系のドライバーさんだ。
アプリに乗客の名前が出るので、名前の響きで日本人だと分かったのだと言っていた。
彼はアゼルバイジャン出身だという。
ロシア編をお読みになっている古参の読者さんは覚えていらっしゃるだろうか。
『アゼルバイジャンの柿』である。
柿に『アゼルバイジャン』と到底結びつかない枕詞がついている。
ひよこよさんはアゼルバイジャンといえば柿であり、柿といえばアゼルバイジャンである。
ドライバーさんに食い気味で
『アゼルバイジャンの柿食べたで』
と言うと
『ほんま?
どこで食べたん?』
と嬉しそうに聞かれたので4年前にロシアにいたことを話した。
すると彼は
『わしこの日本の曲好きやねん』
と言って爆音で流し始めた。
まさかポーランドのタクシーで松原みきの
『真夜中のドア』を聴くとは。
ひよこよさんも世代的にぎりぎり知っている曲でよかった。
『ショート動画見てたらこの曲が流れてきてん。
かっこええなって思ってよく聴いとんのや。
けどもう亡くなってんねやろ?
残念や。』
車内に爆音で松原みきが流れ、周囲の交通の音が聞こえず何回も彼は急ブレーキを踏んだ。
っぶねぇやい!
『日本語で“cute”は“カワイイ”やろ?
アニメで覚えたんや。
youは“カワイイ”で。』
よし、危なかったことは帳消しにしたらぁ。
日本ではタクシーのドライバーさんと話すことなど全くなかったが、
陸続きの大陸にある国にいると色々な国籍のドライバーさんがいて不思議と話してみたくなる。
フレンドリーなドライバーさんに当たった際は、話しかけてみるのも一興のひとつとしておすすめである。
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