ポルチーニ茸である。
欧州国の中でもポルチーニの主要輸出国であるポーランド、8月中旬から市場に出回り始めるのだ。
人参の葉っぱはこの際さておき、
ペンネーム『きのこ大好きっ娘ちゃん』のひよこよさんはすぐに手を伸ばした。
乾燥ポルチーニしか食べたことがない。
生いっちょいってみよう。
今日はポルチーニパスタだ。
初めての生ポルチーニである。
とりあえずネットのどの先人も仰っているように優しく表面をキッチンペーパーで拭き取る。
他のきのこ同様に水洗いはしてはならない。
新生児の初めての沐浴が如く、優しく拭き取らねばすぐにぼろぼろと崩れ落ちてしまう。
裏面は黄色い。
生ポルチーニお初にお目にかかりますのひよこよさんは躊躇した。
こんなに黄色くてええんか、
こんな思った以上にどす黒黄色で大丈夫なんか、と。
しかし何年か前に見たイッテQで、
宮川大輔さんがイタリアで『ポルチーニ祭り』に参加して収穫していた時のポルチーニは、
同様に裏面が黄色かったことを覚えている。
それをもってしても、ネットでは美しい形のポルチーニが溢れていて不安に駆られる。
(美しいネットポルチーニ)
ひよこよさんはとにかく調べてみた。
調べに調べたが、
もちろんネットには『黄色くても大丈夫』と書かれていた。
むしろ、
『ひだの裏こそがポルチーニの香りや旨みを出す。
黄色いひだはクリームソースに
茶色いひだはタリアテッレのソースに
黒っぽいひだはリゾットに向いている。』
という何処ぞの立派なシェフの語り部を見つけ、
この黄色のひだを信用することにした。
お姑さん!
お姑さん読んでますか!!
今宵、嫁は息子さんと孫にこの黄色い部分を食べさせますよ!
お姑さんにも言ったことだし、これでもう大丈夫だろう。
あんなに大きなポルチーニが炒めるや否やとんでもなく小さくなる。
あとはシンプルに塩胡椒と生クリーム、
パスタの茹で汁とコク出しにチーズ。
本日のお夕飯、
ウラジオのおじさん直伝のボルシチと
お姑さんに宣言済みのポルチーニパスタ。
生ポルチーニは乾燥ポルチーニと違い、
とぅるとぅるの食感であった。
ほぼ何もまとってない出来立てわらび餅と同じである。
黄色い箇所は信頼して大丈夫であった。
セーフ。
来年、葉っぱ付き人参が出てきたらひよこよさんは喜んでブログを書くであろう。
その時はまたお付き合いください。
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