自宅のWi-Fiが死んでいる。

3分ほどで切れてしまうのだ。

3分で切れて、また接続し直したら繋がるものの、また3分で切れてしまう。

今我が家のWi-FiはウルトラマンWi-Fiである。



そんな時はスピード感も持った対応でお馴染みの我が家の大家、金髪ショート前髪立ち上げ女の兵藤ユキの出番である。


ユキ姐は
『すぐにプロバイダーに連絡するわ。』
と自慢の対応の早さをいかんなく発揮した。
しばらくすると、
『あかんわ。
A社のプロバイダーのサービス対応が遅すぎるからB社にプロバイダー切り替えるわ。
B社は新規の契約に工事が必要やって言ってるから業者を向かわせるな。』

日本政府も恐れるスピード感で対応するユキ姐は少しの遅れも許さない。
今、A社はユキ姐という太客を失ったのである。


そしてあれよあれよという間に業者が来た。



細紺パーカーと少年時代のバーソロミューくまである。





(バーソロミューくまさんの少年時代)

すると玄関を開けて、外扉を開けて何かを探すバーソロミューくま。



そしてバーソロミューくまは言った。 


『壁に穴を開けなければならない。』





なぜ



なぜ壁に穴を開けねばならないのか。


壁に穴を開ける云々はひよこよさんは決断出来かねるので、ユキ姐に電話をかけて業者と話してもらった。



細紺パーカーがユキ姐とごっつい揉めている。


そりゃそうだろう。
なぜルーターの変更で壁に穴を開けねばならんのだ。

しかし結局ユキ姐が穴を開けることに了承した。




すると北極海の珍獣、イッカクを思わせる超絶長ドリルを用意。


      (北極海の珍獣 イッカク)

そしてこの世をつんざくような爆音で壁に穴を開け、






盛り塩いっちょあがりっと


そして玄関の外扉から白いケーブルを家の中へ通したあとに、バーソロミューくまがつぶやいた。


『繋がらねぇな』






なんでやねん



今、渾身のなんでやねんが出た。


口を尖らせ、ため息混じりに考えた末にバーソロミューくまは言った。



『ガレージはどこだ』



もうどうにでもなれという思いで地下駐車場へ案内する。





何かを探して徘徊するバーソロミューくま。
それについていくひよこよさん。
私たちは今、RPGゲームの主人公である。



『あった』


着いた先は駐車場のある一角にある電線の入った箱であった。




中にはとにかく導線が張り巡らされている。

今はなきチョコ菓子の傑作品、紗々を思わせるその導線をいじるが、




わからず結局細紺パーカーを呼び出し、

30,40分ほど格闘していた。




そして家に戻るとWi-Fiが繋がっていた。



謎の紗々でWi-Fiが繋がった。


業者の2人はひと仕事を会えて満足そうに帰って行ったが、



家の中には散乱した盛り塩と




壁の穴からコンセントまでだらしなく伸びた白い配線が残った。




ユキ姐に
『穴とこの配線どうしたらええかな』
と問いたところ


『これからバカンスやから。
バイ。』




と返ってきた。


そんなWi-Fi通り立てほやほやでお送りするひよこよさんブログ。

本日もよい1日をお過ごしください。



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