引越し屋さんは約束した時間ぴったりに来た。
さすがである。
現地に済む日本人の方も一緒でありがたい。
『航空便を15箱はちょっと珍しいですよ。
結構皆さん4,5箱なんです。』
と言いながら荷物を解体してくれた。
航空便を出した時はみそっかすな荷物と言っていたが、今ではこれら全てが宝物に見えて仕方ない。
食器が皆無で過ごしてきたひよこよさん家。
ようやく食器が届いたと歓喜していたら、
届いたのはこちらのみ。
食器のみがみそっかすである。
日本の自宅で作業してくれた引越し屋さんが、
『僕たち作業員は届いた後の結果を知らないんです。
こう言ってはなんですが、
結構「いけるかな」と思って目を瞑りながら荷物を出すこともあって。
航空便はX線で全てチェックされるんで、
その時バレたら…いやバレたらって言い方もあれですけど。
到着国のチェックする人たちの匙加減なところもあったりするので…
現場の僕たちは何の荷物がどれだけ弾かれたかの結果を知る由はないんです。
だから「あの荷物どうだったかな」っていつも気になってるんですよ。』
と話していた。
もちろん受諾不可のものは入れない。
だが、食品は全体量の何%までなどと国によって色々の決められている。
おそらくひよこよさんの食品が多かったのだろう。
それを服や雑貨の段ボールに少しずつ混ぜ込んだりして、目立たないようになるべく分散して梱包してくれてるのだ。
その努力を到着した保冷バッグを何の気なしに開けた時に知る。
ぱんぱんの菓子。
少しでも目立たないようにしてくれた努力が垣間見れた。
『明日から5連休なんです』
と嬉しそうに話していたあの時の引越し作業員さん、無事に潜り抜けて全て届きましたよ。
この声は届かないだろうが、心から感謝を伝えたい。
そしてロシアの思い出、片山さつきひよこよのマトリョーシカを飾る。
さて、話は変わるがアルミホイルがない。
サランラップは詰んできたがアルミホイルは現地で買うつもりだったので、早速買いに行った。
手でOKマークを作っているおじさんのイラストが2つ。
OKおじさんが2人もいるならばいいものに違いない。
フィルムを剥がして親切な『ここから始まるよシール』をめくろう。
おっ
ちょい待て…
待て待て待て
ボロボロになった後に現れるOKおじさんが憎い。
今日も今日とて豆鉄砲。
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