2017年、ロシアはウラジオストク。


ブログを書き始めたばかりの当時は、
ウラジオストクの街中や生活面といった情報がネット界隈でもあまりなかった。

なので、

『街並みや買い物、生活面での情報を発信して、今後の誰かの役に立ちたい。』

という尻に毛が生えた程度のジャーナリズム精神もあってブログを書き始めた。


確かに初期の記事を見るとそんな感じである。
面白くも何ともない生活のいろはや休日の様子がしたためられている。


そんな尻毛ジャーナリズム精神のブログを
『朝のトイレで読むのに最適な小気味良いブログ』
までに変化させたのは





間違いなくこの2人であろう。



ひよこよさん家の運転手、通称『おじさん』と

長男の通ったインターナショナルスクール(幼稚園)の担任、Mである。



おじさんとはウラジオにいた1年間、

起きている時間は間違いなく夫よりも長く共に過ごした。



当時兵役に行った息子がいるものの、家では独り身であるおじさんは長男次男をとても可愛がってくれた。





『今日は俺にベビーカーを押させてくれ』


といい、逆向き猛スピードで走らせたり





『今日は彼女の仕事が休みなんだ』

と、おじさんに好きな人が出来てからは

彼女とそのお子さんと一緒に出掛けたりお茶をするという不思議な経験をした。


先日、おじさんは相変わらず息災にしていることが分かって安堵した…というブログを書いた。




さて今回はMである。


久しぶりにチャットアプリ『whatsApp』を開いてみたら、番号が変わっていないMが出てきた。


長男の成長した姿を見せたいと思い、

連絡をしてみた。


するとすぐに返信が来た。



『あら!あらあら!

ひよこよじゃないの!

久しぶりね、Mよ!

まぁ…長男もこんなに大きくなって…。

ひよこよ、私ずっと心配していたの。

あなたは私の友だちよ。

これからと色々な世界へ行って成長し続けてほしいわ!』


と、相変わらずの弾丸トークのあとに



『これは2018年のお正月の私。』




『これは2023年秋の私。』



と写真が送られてきた。

Mといえば間髪入れずに自身の写真を送ってくることがデフォルトである。



そして恐ろしいほど姿が変わっていなかった。



驚きである。



Mは今、長男の通っていたインターナショナルスクールの幼稚園の先生ではなかった。


辞めた、というか学校はほぼ閉鎖状態なのだという。



…長男が在籍していた当時でさえ、Mのクラスは長男含め3人しかいなかった。


しかも長男以外の2人は自由気ままに登校してくるため、いない時の方が多い。



その2人に加え長男も休みであるならMも休みになるため、

『今日、長男は学校に来るかしら?』

とMから朝の連絡がよく来ていた。



が、真面目人間・日本人の息子である長男は1日も休まず皆勤賞であった。



皆勤賞少年の長男とMは、8時半から16時までクラスの飾り付けをしたり、絵を描いたり歌を歌ったりして過ごしたのである。



そして公式のインターナショナルスクールであるのに関わらず、

半年間で長男はMからアルファベットを『E』までしか教わっていなかった。



そもそもMは英語が話せないのである。




…この2人に子どもたちとひよこよさんは支えられ、育てられ、愛されてきた。


昨日Mに『ひよこよは私の友だち』と言われて心から嬉しかった。


今現在、世界情勢が複雑なことは百も承知している。

が、この2人はひよこよさんにとってかけがえのない人であり、大切な思い出なのだ。



今後どこへ行くにしても人との繋がりを大事にしたい、また子どもたちが周りに恵まれますように…

と今はただただ願いながら飛行機便に載せる荷物の整理を始めるひよこよさんであった。




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