『大事なのは日本と同じ生活をしようと思わないことよ。』


ウラジオストクに赴任して間もない頃に、
経験値豊富な駐在妻さんから言われた言葉である。


忘れもしない。
当時4歳と2歳の誕生日を迎えたばかりの幼子がいたひよこよさんにとっては、目から鱗が落ちた瞬間だった。


特に思い詰めていたとか、そういうわけではない。
だが心のどこかで『子どもたちには日本と同じものを』が根底にあった気がする。


『ここは日本ではないのだから、
日本の時と同じには暮らせないのは当たり前のことなのよ。』


そう言われて心がすとんと軽くなったことを今でもよく覚えている。


野菜ひとつとってもそう。

同じキャベツでも、食感が全然違う。
いくら煮てもしっかりと意思を持つキャベツもあるし、ひと玉切ったらほぼ芯でどこを調理したらいいのか分からなかったこともある。

『わい、心の芯は曲げないと決めたキャベツなんで。』
としっかりと意思を感じたキャベツも、キャベツはキャベツである。


…日本の野菜は甘い。
ウラジオのスーパーで奇跡的に日本の玉ねぎが売られていたが、その玉ねぎだけが売り切れていた。



同じ野菜で調理をしても日本にいた時とは同じにはならない。



郷に入ったならば郷に従った方がよい。

その方が心持ちが楽であるし、
無いには無いなりの、有るがあるのだ。


『無い』なりの『何か』を探すことに慣れてくれば段々と
『こんなんはあるもんかね』
と色々な場所を探し、見つけることに一興を感じてくる。



…とはね。

とは言いますけどね。
そんな『一興を感じる!』とキリッと言われても、その街に何が売られているか駐在妻はとても気になるのである。


前置きがかなり長くなってしまったが、
今回は前回で紹介した巨大スーパー『Carrefourカルフール』で売っているものをご紹介。



ワルシャワのCarrefourはアジアコーナーがあり、アジア各国の食品が豊富に置いてあって驚いた。



アジアコーナーを見てみよう。



醤油や海苔、うどん蕎麦などの乾麺が所狭しと並ぶ。

こちらでお寿司を頼むとガリ代わりに添えてある紅しょうがの瓶詰めも売っている。




みりんやぽんてりもある。




春雨やフォーの麺もある。


何故か瓶詰めのもやし。

生のもやしは置いてなかったので瓶詰めは気になるところ。

味付けされているのかは謎なので冒険の価値はある。



韓国の乾麺が大豊富。

もう昼ご飯は韓国乾麺にネギ入れて卵落とせば完璧。



海外にありがちなアニメの承諾取ってるのか不明系のシリーズ。

こちらはカップ麺の『ねぎさん』。

絵にネギは見当たらんけど。



お友達の『こめさん』もおる。

こめさんはケチャップとクリーム&オニオンの2種類。



驚いたのがねるねるねるね。

背面ライト魔女もびっくりの1000円ねるねるねるね。



鮮魚コーナーも新鮮そう。

加熱必須だが、サーモンやマグロらしきものもあった。

海老はボイルも生もある。



牛肉はポーランド産。

国は違えど国産は嬉しい。



野菜もきれい。




近年ポーランドに進出してきてくださったAJINOMOTO。

モスクワ時代、この餃子に何度助けられたか数え切れない。

…が、ワルシャワでは2,000〜3,000円近くのお値段で震える。



運が良ければ春巻きの皮にも出会える。

こちらの皮はモスクワの時に買っていた時と同じもの。



40枚がっちりくっついて凍っているけど、

ちゃんと春巻きの皮。


皮の周りが霜でやられてくちゃくちゃで、

皮が剥がれないことが多い。

憎さと達成感が味わえる、ありがたい春巻きの皮なのだ。



ひよこよさん目線でもっとお送りしたかったのだが、写真が15枚までしか載せられずここでおしまい。

少しでも雰囲気が伝わると嬉しい。



しばらく買い物系記事が続くと思われますが、

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