『モスクワに松屋1号店がオープン』
そんなニュースが3/19にメディアに流れ、ひよこよさん家は歓喜の舞に包まれた。
「日本で食べた中で何が一番美味しかった?ってロシア人に聞くと『牛丼』ってみんな言うんよな。」
とロシア人と共に日本へ出張へ行く夫が言っていた。
3月の報道によると、モスクワでの開店は4月末を予定していたようである。
…が、5月になっても開店の兆しはなかった。
一応『松屋』という看板はあるものの、『やってません』的な貼り紙が貼ってある。
『牛丼のつゆの原材料の関税が通らないらしい。』
『開店する場所のオーナーと松屋側が上手くいってないらしい。』
『もう開店は出来ないかもしれないらしい。』
そんな憶測がモスクワ中に飛び交い、ひよこよさん家の歓喜は絶望の舞へと変わった。
が!
6/19からついにオープンというメールが来た。
早速家族で行く。
モスクワの静かな場所に突如いつもの『松屋』看板の不思議さ。
しかも丸亀製麺の真隣という強気スタイル。
ファストフード店立ち位置である日本の松屋であるが、モスクワでは『レストラン松屋』と少しお店感アップ。
大体の開店時間が12時のモスクワの中で11時開店はありがたい。
開店して間もないということで混雑を予想したが、結果はご覧の通り。
サイドメニューに多少のツッコミはあるが、メインどころは日本と遜色ない。
ということで牛丼を注文。
日本であるなら、
「牛丼ひとつください。」
「かしこまりました。
牛丼いっちょーーーう!!」
この「いっちょーーーう!!」の時点で厨房ではお椀にご飯を盛り始め、店に声が響き終わるくらいでお肉を盛り付けるくらいのスピードであろう。
が、モスクワ店は客がひよこよさんたちだけであろうが20分ほどは出てこない。
あらかじめ牛丼の具は出来ているスタイルではないのかもしれない。
『松屋』ではなく、この『レストラン松屋』に速さは求めてはならないのである。
牛丼いっちょう、お味噌汁付き。
いただきます。
美味しい。
「松屋よ。よくぞここまでモスクワで健闘しましたな。」
というほどの味。
多少の牛肉の質の違いはあるが、美味しい。
ただお水の値段が250mlで500円近いという、「もう一杯牛丼食べられちゃいますね」価格。
300mlのビールと250mlの水が同じ価格。
そこだけが切ないけれど、味は満足であった。
あとはどれだけの期間この味を保てるか、同じ味を願うモスクワ民である。
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