「323ルーブル。」
レジのおばちゃんが言った。
子どもにお絵描き帳や鉛筆を買うためにレジへ並んだものの、
このおばちゃんは最近出会っていなかった『ぶっきらぼう選手権第1位』の称号を持つ店員さんであった。
財布をのぞくと細かいのが223ルーブルあった。
カード払いでもいいのだが、お財布に細かいのを増やしたかったので現金払いにしようと1,023ルーブル出した。
「カードは?ないんか?」
ぶっきらぼう選手権第1位に負けぬと余裕の表情で
「ないんや。すまんな。」
と伝えると見事な舌打ちが返ってきた。
お釣りは700ルーブル。
レジを開けるないなや600ルーブルを持っておばちゃんがフリーズした。
ロシアで超絶あるある、『レジにお釣りがない』である。
ここでレジ作業はストップ。
おばちゃんは後ろにいる若い女性店員さんに
「両替できる?」
とたずねた。
が、自分の作業をこなしていた若い女性店員さんはおばちゃんの問いに答えなかった。
どうやらぶっきらぼう選手権第2位もここにいるらしい。
600ルーブルを握りしめてまだなお止まるおばちゃん。
そしてひよこよさんにたずねた。
「なぁ、400ルーブルない?
そうすれば1000ルーブル札渡せるんやけど。」
400ルーブルあるなら最初から323ルーブル払っとるわい。
これだから細かいお金は必要不可欠なのである。
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ちなみにこちらでご紹介したМЕГАМОЛЛ ХИМКИのなくなっていた室内遊び場が…
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