「へい、ちょっとこちらへ。」
先週の水曜日、長男(5歳)を迎えに行った際に担任のMr.Pが手招きをした。
「息子さん、ちょっと吐いてしもうてな。
保健師の先生が今診てくれとるよ。」
おやおや大変、と長男のところへ向かうとケロリとした様子で先生と着替えをしているところであった。
「お母さん、ロシア語いける?
息子さんおやつの時間にいきなり吐いてもうてん。
でも熱はないんや。
本人も元気そうやし、家で様子みてな。」
長男に話を聞くと、どうやらお昼ご飯をたくさん食べたらしい。
「色々とケアをありがとう。
なんかな、本人食べ過ぎたって言ってますわ。」
「そうなんよ!
この子おかわり4回も5回もすんねんて!
よく食べてええ子やわ。」
ただ、先生の話の中で
「2度吐いてしまったんやけど」
という気になる言葉があった。
その夜、夕飯後と就寝時に長男はまた吐いた。
これは食べ過ぎて吐いたんやない。
ノロ的なものだと察した。
そして翌日、それは夫へとうつった。
終わったわ。
そして昨日の土曜、念のため夫と長男は病院へかかった。
日本でもそうだが、ロシアでもやはりこの手の感染症の薬はなく、上からでも下からでも出し切る他ない。
刺激物を避け、冷たいものも控え、甘いものはお腹の中で菌が増殖するもととなるため食べないこと…と言われた。
長男はピークが発症当日であったため、元気を取り戻し、吐くこともなく眠りについた。
…しばらくすると、寝ていた次男の泣き声が聞こえた。
次は次男であった。
シーツをはがし、汚れた次男をシャワーで洗う。
そして思う。
防水シーツがあれば…と。
ロシアで何度か探しても見つからなかったのが防水シーツである。
幸いうちの子どもたちはおねしょをしない。
が、こういう時のために防水シーツがほしかったのだ。
なので我が家ではシーツの下にテーブルクロスを下に敷き、緊急時に備えている。
不思議とひとり無事なのがひよこよさんである。
これから罹患するのか、逃げられるのか。
神のみぞ知る週末である。
よろしくおねしゃす。