「自分、いつからMになったんや。」
夫が言った。
Mとは、ウラジオストク時代に長男がプリスクールで大変お世話になった担任のM先生のことである。
ひよこよさんの夫はちょこちょこ出張へ行く。
昨日はカザフスタンから帰ってきたのであるが、例によってマグネットをお土産に頼んだからであろう。
ひよこよさんもマグネットといえばM先生であった。
とにかく色んな生徒に声がけをして、他力本願で自分のためにマグネットを集めようとしていたM先生。
(M先生とマグネットの話→マグネット〜。)
別れの時もウラジオストクのマグネットをくれたM先生。
気がつけばひよこよさんもマグネットを集めるようになった。
本当は自分自身が行って買ってきた方が思い入れもあるのだろうが、
旅行でない限りは夫に頼んでいる。
ちなみにカザフスタンのマグネットは空港に4種類しかなかったそうだ。
そのうちの2種類を買ってきてくれた夫。
夫の行く先々は観光地ではないので、探すのに苦労をかけてしまっているだろう。
今回のカザフスタンのマグネットはこちら。
このように国全体の形や、遊牧民の家(ユルト)をマグネットにしてくれるととても楽しい。
…今、M先生はどれほど集めただろうか。
モスクワ生活はとても充実している。
子どもたちの成長をまざまざと感じ、周りの人にもすごく恵まれている。
が、時々無性におじさんやM先生に会いたくなることがある。
あの二人の笑顔はひよこよさんには優しすぎたのだ。
そんな2人と出会えたことは、ひよこよさんにとっての幸せであり、今後の支えとなると思う。
M先生とマグネットで語り合いたい。
そんな夜もある。
よろしくおねしゃす。