ついに出た。
現在気温−25度。
最高気温−18度、最低気温−25度。
風速10mで体感温度−44度である。
体感温度−44度。
どんなに暖かい家でぬくぬくして体を温めたと言えど、家を出た瞬間に
「あ、痛い。」
となった。
それでも長男のプリスクールで飼われている犬は外にいる。
本当にすごい環境であると思う。
昨日から夫は出張であった。
飛行機がちょうど昼の便であったため、長男をプリスクールへ送ったのちに夫と一緒に空港へ向かった。
空港への道といえば、いるのは『いくらの使者ナターシャ』である。
(いくらの使者ナターシャのお話→ここだよ。)
夫が空港へ行く度にナターシャから購入しているため、ひよこよさんはすっかり馴染み客となった。
ナターシャはどれだけいくらを仕入れても、美味しくないものは売らない。
「すまんな姉ちゃん。
申し訳ないけど、今回いつも買うてくれてるいくらが美味しくないねん。
今回おすすめはこっちや。」
と素直な接客をしてくれる。
美味しくて、市場より遥かに安い。
「雨の日も風の日も雪の日も、私はここにいるで。」
と言うナターシャにひよこよさんは信頼を寄せている。
「おじさん、今日ナターシャおるかな?
おったら寄りたいな。」
「あぁナターシャはいるさ。
彼女はいつもあの場所に、間違いなくいる。」
しかしいたのは別の女性だった。
「私はナターシャの友達のトーニャや。
ナターシャ?
ナターシャは寒いから今日は来ないって言うてたで。」
…寒い日は来ないナターシャ。
確かに
「雨の日も風の日も雪の日も、私はここにいるで。」
と言っていた。
それは、
「雨の日も風の日も雪の日も、私はここにいるで(ただし寒い日は行かないけど)。」
であったのだ。
ナターシャは、正直である。
よろしくおねしゃす。