こんにちは。


うちの2歳の次男。
それはそれは恐竜が好きで、出掛けると分かれば恐竜のフィギュアをひよこよさんのバッグに押し込み、外でも家でも手には恐竜がある。

一番のお気に入りはブラキオサウルス(首が長くて持ちやすい)だが、骨でもいいらしい。

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そして長男用に買っていたドラえもんのお話絵本に恐竜のお話があると分かれば、次男は大興奮でそれを伝えてきた。

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卵を指差し、

「まんまー、とおりゅう!たぁごぅ!」
(ママ、恐竜の卵!)


「あらあらほんまやな。
卵の中にはな、赤ちゃんがいるんよ。
それをパパやママが守ってるんやな。」

とまぁ、こんな他愛のない会話をしていた。


ある日、窓辺にいた次男がいつになく興奮した様子で料理中のひよこよさんに絡みついてきた。


なんやなんやと話を聞くと、

「たぁごぅ!!!!とおりゅう!!!
(卵!!!!!恐竜の!!!)

ととにかく窓の方へ手を引っ張った。


なんやねん…と窓の外を見ると

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…あ。

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恐竜の卵…みたいな…。


謎な卵のようなものが建物の上に。
なるほど。


「やや!あれは恐竜の卵やないか!?
いやーよく見つけたな次男!
あの卵は何の恐竜の卵やろな。
高いところにあるからプテラノドンの卵かもしれんな!」

といっちょ乗っかってみた。


次男は丸いほっぺを興奮で赤くしながら、
「たぁごぅ…。」
とつぶやいた。




…その日から彼は窓辺でずっと卵の孵化を待っている。

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どうしたものか。

しかしあの時はキラキラした眩しすぎる眼差しで「たぁごぅ…」と言われては乗っからざるを得なかった。
迷いなく乗っかるの一択である。
子どもには夢を見ていてほしい。
2歳児の前ではさすがのひよこよさんも良心の塊である。


しかしよりによってドラえもんの絵本に出てきた卵と酷似したものが窓の外にあろうとは夢にも思わなかった。


そもそもあの置物なんやねん。




解決の糸口が見つからないまま、彼は今日も窓辺に立ち、孵化の有無を確認する。



どうかあの置物が、ある日突然真っ二つに割れていることを願うばかりである。


よろしくおねしゃす。




**いつも読んでいただき、ありがとうございます。
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パキケファロサウルスやらトオジャンゴサウルスなど、世界史でも覚えられなかった長めカタカナを30歳を超えて覚えるのがきつい。
これからもよろしくおねしゃす。**