こんにちは。

4件の注文が入っていても、レジと厨房を
ひとりでがんばる国、ロシアからお届けする
ひよこよブログ。

ミートスライサーを購入して牛肉も
欲しくなったひよこよさん。

人は欲深いものです。


今日の精肉店のご担当はこちらのマダム。



『400gちょーだい。』



まじかぃ!
梅宮辰夫に続き、今日もいいんですかぃ!
(梅宮辰夫の話は⇒こちら)

しかしですよ…。

近年行われた欧米の輸入規制(このあたり
曖昧ですみません…)によって輸入肉が減少に
次ぐ減少で、
『ロシア自国で頑張っていきましょーや!』
みたいな流れになりました。

モスクワの方では自国で育てられた牛肉の
ステーキも評判がいいとの話も聞きます。


しかし。
しかし、だ。


ここは極東港町、ウラジオストク。
まだまだそこまでいかない。


ウラジオストクの肉の良し悪しは
味よりも『新鮮(生)か新鮮でないか』。


それが一番大切だとひよこよさんも分かる。
新鮮が何よりも優先。


分かる、けども。


味だってまじで大切。




……ウラジオストクの肉、薄切りにしても
めっちゃゴムゴムしてるんですぅ…!!!

あんなに薄切りにしたのにっ…!!!!



ゴム。
超絶ゴム。
くそゴム。




ひよこよさんは日本で洗いもの片手間に
見ていたテレビの内容を音速で思い出して
いた。


『かたい輸入肉には重曹と塩』


これだ。
これだった気がする。


400ccの水に小さじ1の重曹と塩を入れて
漬け込むだけ。

すぐやるひよこよさん。

5時間漬け込んだ。
ご覧いただけますでしょうか。
全く脂肪のない赤身肉なのです。
あと筋切りしたけど筋が半端ない。


色味が抜けた。


お料理する時は重曹から苦味が出ちゃうので
お肉を水で少し洗って水気を切ってから使います。


結果。


『2歳児でも噛み切れるくらいには柔らかい
けれど、肉の味は全くなくなった。』


これに尽きます。


豚肉も同様。
豚肉の方が牛肉よりはまだやわらかい。
味はなくなるけど。
車麩食べてるみたいな。

味は調味料で誤魔化せるけど、肉感はなし。
でもあの超絶ゴムゴムを2歳児が噛み切る
くらいに柔らかくなることはすごい。


重曹と塩、ありがとう。




むしろこの肉を(調味料で)美味しくさせる
のはひよこよさん次第と思えば、腕が鳴る。


一品二品でもレパートリーが増えたなら
万々歳だ!

美味しい調理法があればご教授願います。

それではよろしくおねしゃす!