こんにちは。
今日もロシア語はカタコト、ひよこよです。

今、長男が最もほしいものがこちら。
何故かスライドドア式の車にハマり、
先日おもちゃ屋さんで見かけたハイエース。
日本からの輸入されたおもちゃ、
こちらでは5000円…。
『お誕生日になったらね』と言って長男は
『じゃーお誕生日になったら買おっか』と
諦めていましたが、一番心がブレブレなのは
両親だったりします。
普段泣きながらプリスクール頑張ってるし、
今買っちゃおうか…。
でも長男は健気に我慢している…。
でも5000円…日本だと1000円くらいのが…。

結局今度こっそり買っておこうと思います。

さてさて。
…『牡蠣が食べたいな。』

すべてはこの他愛もないひよこよさんの
一言から始まりました。

一昨日の場内市場の海鮮売り場でのこと。
『この海老400g下さいな。
あと牡蠣はありますか?』

するとむしろ黒目が上に上がりすぎて
ほぼ白目をひんむいたような呆れた顔で
おばちゃんが
『ないわよ。スーパーに行ってみて。』
と言い放ちました。

仕方なくその足でスーパーへ。
海鮮コーナーで品出ししていたおばちゃんに
『牡蠣はありますかね?』
と聞くと
『そんなもんあるわけなかろうが。』
と言いたそうな顔で首を横に振りました。

そんな時はロシア人のおじさんの登場です。
『おじさん、あたい牡蠣を探してまんがな』
そう伝えると
『よし、スーパーに行ってみよう。』
とサンベリー以外のスーパーへ。

日本の3倍の値段で売っている果汁グミを
横目で見ながら、おじさん自ら店員さんに
『牡蠣はあるかい?』

すると『え?今日人生で一番辛い日ですか?』
と聞きたくなっちゃうくらいに不機嫌な
店員さんが
『Het(ない)』
一言そう言いました。

ないのか…。
ないこともあるよね。
ありがとう、おじさん。
ちょっと聞いただけだから大丈夫だよ。

と言うと、
『いや、ちょっと待っててくれ。』
とどこかへ電話をし始めました。

単語単語を聞いてると、
『今日牡蠣を仕入れているか』
をとにかく聞きまくっている様子…。
その電話の数10本以上。

もういいよ!大丈夫だよ!
申し訳なさすぎるよ!!

とジェスチャーで伝えますが、おじさんは
振り切って
『どれくらい欲しいんだい。』

どれくらいって…300gとか…?
いやでもこんなに頑張ってるおじさんに
そんな少量って申し訳なくないかい…?

『1kg』

思い切りました。
牡蠣1kg。

おじさんはまたどこかへ電話をします。
次男はいつの間にか寝ていました。

『ひよこよ(いや実際そうは呼ばないけど)、
今漁師と話してるんだが、今現在漁に出て
いるんだ。
今これから冷凍を買うか、午後にフレッシュ
なのを買うか、どちらがいい?』

お店どころか漁師と話していたおじさん。
散々迷いましたが、帰ってから料理を
したかったので、
『冷凍ので十分だよ。ありがとう。』
と伝えました。

するとまた電話を掛けだしたおじさん。
掛けては掛かってきたり、電話しっぱなし。
牡蠣はロシア語で『ウーストリッツァ』
だということを嫌でも覚えます。

私の不用意な一言で…こんなことに…。
ロシア人が優しいのか、このおじさんが
ロシア優しい人代表なのか。

『よし、行こうか。』
そう言うととおじさんは車のハザードを
消しました。

よし、行こうと言われてもどこへ行くのか。

次回、『まさかこんなところへ…』。
よろしくおねしゃす!!