『ひよこよ、駐在するする詐欺ちゃうか』



そんな言葉が皆さんから聞こえてきそうである。



無理もない。
ひよこよさんとて赴任を聞かされた時はまさか6月になっても出発していないとは考えてもみなかった。



しかしVISAの申請までが大変長い道のりなのである。


簡単に言えば
『就労VISAを取ってもええですよ』
とポーランド大使館から許可が下りればゴールは間近なのであるが、これが待てど暮らせど来ない。


聞くところによると、ポーランドはVISA申請のための書類の用意や手続き方法のハードルが他国に比べて相当高いらしい。
なかには1年の歳月を要した人もいたと聞く。


ひよこよさん一家は4月にこの許可が下り、
ポーランド大使館へVISA申請のために赴き、
5月に夫が一足先に渡波し、
その1ヶ月後を目安に子どもたちやおまりーと一緒に引っ越すという算段であったのだ。


しかしこの許可が下りたのが6月中旬である。





目黒にあるポーランド大使館。


ここに家族4人で申請をしてきた。

VISAには顔写真が載るため、本人確認も兼ねて子どもたちも行かねばならないのである。



この大使館で書類と顔の確認をし、

無事に数日後VISAが発給された。




そして夫が一足先に出発と相成った。





夫を自宅マンション前で見送った。


もし新婚さんであれば、涙のひとつでも流して成田空港まで見送りに行ったであろう。

しかしひよこよさんは新婚さんではないので、
見送りは最寄りまでも行かないマンションのエントランスまでで見送りフィニッシュである。


夫によると成田空港のLOTポーランド航空のチェックインカウンターは前回同様インドオールスター感謝祭であったという。






夫は今回、4月の下見の時に

金髪ショート前髪立ち上げ大家(通称:兵藤ユキ姐)が所有する『鶴の恩返し物件』を紹介してくれたエージェントに再度お世話になる。



彼女はお土産で渡した味ごのみ6個パック入りを一晩で平らげるほど気に入ってくれたらしい。

ひよこよさんは嬉しかった。

ひよこよさんも味ごのみ系の類が大好きである。



『こんなに喜んでくれるのであればもっと買ってくればよかった』


と4月に後悔していたので、再度お世話になると聞いて彼女用に『ひよこよさんおすすめセット』を作った。





気に入ってくれた味ごのみをはじめ、

ハッピーターンやじゃがりこ、かっぱえびせんの小袋を詰めた。

緑の巾着の中にはラムネやハイチュウがざくざく入っている。



そして初めて書くポーランド語でお手紙を入れておいた。





合っているかも分からないポーランド語であるが、あくまで気持ちの問題である。


拙い文字であるが、どうか努力だけは買ってほしい。




…ここから約1ヶ月後にひよこよさんは日本を発つ。

日本にいるのもあと少し。

『明日のランチは何を食べよう』
と、毎日1人ランチをGoogleマップで検索しまくるひよこよさんであった。



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