スーツケースに食材を詰め込んでるといよいよ感が出る。





出発に向けて家の中を空にするべく、

不要なものをゴミ袋に入れてはみるものの、近くに来たおまりーの腹の匂いを嗅いでしまう。


そして遊んでしまって全く作業が進まない。



 (6月に誕生日を迎えて13歳になりました)




6月の最終週に飛行機便で残りの引越し荷物を出した。



5/11に生活の全てを詰め込んだ船便を出したので、6月の飛行機便はほとんどみそっかす荷物である。



船便は海をどんぶらこしてドイツのハンブルグ港を経由し、トラックでワルシャワの自宅まで来る。


その期間おおよそドアtoドアで2ヶ月半を要する。


なのでひよこよさんは5/11に船便を出し、

7月末到着の算段をつけていたのだ。




と、ここで衝撃的な事実を知ることとなる。





船便が6月末に日本を発ったのだ。





ワルシャワ着が9月を超える。



鍋やフライパン、調理器具の全てや皿、

夏服はもちろん寝具、1年分の食品と調味料、

炊飯器やトースターなどの家電を含めた生活の全てを詰め込んだ船便は今日本を出発したばかりであるのだ。



とんでもない痛手である。



痛手というか、到着後の暮らしの手立てがない。

究極におくそさん事案である。



もはや6月末に旅立った飛行機便の方が遥かに早く着く。

しかし中身はみそっかすである。



家に着いても何もない。


先に出発した夫がチキンラーメンを茹でるために買った小鍋と、

チキンラーメンを食べるために持って行ったどんぶり1つしかない。




しかしひよこよさんには暮らしがある。


3食を作り、簡単な掃除をするという使命がある。


ひよこよさんの家は鍋をすれば白菜ふた玉、

野菜炒めはもやし4袋とキャベツ、

チキンカツは鶏胸肉2キロのの大食漢家族である。


しかも子どもたちも夏休みで自炊必須であるのだ。





買うしかない。


嵩張るし重たいし、誠に不本意も不本意ながら、大きめのフライパンを2つ買った。





24cmと28cmのフライパンを入れる悔しさたるや。


そしてこのフライパンの取扱説明書の長さが勧進帳を思わせる。






あとは寝具である。


せっかく買った新しい薄がけの布団は今海の上である。



日本を発つ際に処分していこうと思っていた、

今現在使っているタオルケットたちを持って行かねばならない不本意さ。



しかもタオルケットなんぞ嵩張りオブザイヤーである。


いくら圧縮したとて2枚でスーツケースの半分を占める。




ひよこよさんは考えた。


考えて検索して検索して検索しまくった。


そしてたどり着いた答えは…



『ネックピローに変身作戦』



これである。



どういうことかというと、

ネックピローの皮だけ買って、その中に畳んだタオルケットを入れて運ぶ…

ということである。



↓こんなものを見つけたので速攻で購入。






そして到着したものがこちら。







見事な皮である。

手触りはベルベット調で柔らかい。



そしてこの生活感溢れたタオルケットを畳んで丸める。




この青いタオルケットと同じ大きさのタオルケットが見事に収まった!





そして留め具をぱちん。





ひよこよさん大歓喜。


このネックピローの皮こそ人類の叡智の結晶であると言ってもいい。



しかも皮は洗えるのだ。

首の汗や外で汚れるネックピローが洗えるのは非常に嬉しい。



これを2つ買ったので、それぞれタオルケットを収納して手持ちでいく。

見事な作戦である。




今週末、夫がワルシャワから迎えに来る。


そして家のことなどを精算してから家族全員で出発である。



Xデーは近い。




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