キャバ君が亡くなって、はや、もうすぐ一年になる。

時間は、過ぎていく。


しばらくは、ショック状態で、何も考えられず、

考えないようしてた。


外出先から帰るとき

ふと、待ってるキャバの姿が、浮かんできて、

急いで帰らないとと、思い、

あーもうその必要もないんだったと、

呆然とした。


食事の用意をしながら、食材が、キャバ君が届かない場所に、

注意する。

そんな事も無くなった。

ゴミ箱の位置も、注意しなくなった。


音もたてずに、私のまわりから、

キャバ君の気配は、消えていった。



私は、子供の時から、よく金縛りに合う。

ところが、キャバ君を迎えてから、

あわなくなった。


最近、久しぶりに、金縛りに合いそうになった。

動悸がして、くる、くるーというのがわかる。

その時、

布団の上を、ポスポスと歩く懐かしい重さを感じた。

鼻先で、布団を上げてキャバ君が、入ってきた。

思い存分モフモフした。夢よ醒めないで、、、

と、思った瞬間、めがさめた。


犬には、魂は無いと言う人がいる。

でも、人ともに長く暮らしてきたのだから、

犬にもきっと魂が宿っていると、私は思う。


キャバは、今も私を守ってくれてる。