ふっと、胸が締め付けられる瞬間がある。

なんの前触れもなく、突然不意に、

見慣れ無い街角を曲がった瞬間、

ただ、映画を見ていた瞬間、

覚えのある香りが、漂っていた瞬間。

 

それらは、まるで、ドラえもんのどこでもドアーの入り口みたいに、

過去の瞬間に、行けるかのように扉を開ける。

 

でも、すぐに、消えてしまい、

失った時間なのだと、知る。

軽い痛みだけが残る。

 

選んだもの、選ばなかったもの。

 

決して、そこに戻って、選び直すことは、出来ない。

 

晴れれば、

そんな感傷も何処かに、、、。

 

気持ちよく乾いたシーツの中に丸めてしまおう!