お父さん先生と、ワルツ。
お題は、たった一つ。
ヒップスィング。
たのしかったあ。
もっともっと。ほーれほーれと、ヒップを、揺らせと言われる。
一つしかお題がないってすごく楽やん。
初心者の時は、そうやって習ってたのに、
段々、あれとこれとそれとと、積まれる。
身体より、脳がフル回転。
でも、昨日は、身体だけで、思いっきり踊る。
さすがに、こんなにふっちゃ、変だろう?
と、🐤が、ぜいぜいしてると、
お父さん先生、黙って、スタッフに携帯を渡す。
動画を撮ってくれて、見せてくれた。
🐤の第一声は、スタンダードに見えるーーー
と、喜んでしまった。
先生が、スイングは?
と言われ、はっと気がつく。
あんなにやったのに、ほとんど見えない。
先生は、それが言いたかったのに、
相変わらずトンチンカンな🐤。
だって、それぐらい、リードにつられて、🐤がスタンダードを、
踊れてるように見えた。
チビの🐤が、万歳しながら、必死にかじりついて、ぶら下がって、
踊っている姿を覚悟して、携帯をのぞいたら、
そうでも無くて、喜んでしまった。
恥ずかしい。
家に帰って見ると、股関節曲がって無い。
足先外を向いてる。
良いとこない。
けど、お父さん先生と、生き生き大きく動けてる。
とてつも無い身長差を、超えて踊ってる。
ように見える。
もちろん、先生のリードだ。
凄い凄いを、超えてる。
これこそダンスだ。
お父さん先生のリードが有れば、火の輪でも、くぐれそう。
なんて、相変わらずの、のせられやすさ。
はじめて、ブランコに乗った日。
はじめて、滑り台を滑った日。
はじめて、スキーを滑れた日。
楽しかった、ワクワクした、明日も絶対やりたいって、
思った。
楽しいだけの趣味なんて、無いって思ってたけど、
楽しいだけの日は、ある。