ババアの本性②
仕事は、在宅勤務と出勤を組み合わせていた。
もちろん、社員も派遣社員も同じ。
在宅は、データのまとめや申請などが集中できて仕事がスムーズに進む。
ストレスのない働き方ができているからだ。
その他、急な依頼にも対応している。
teamsでつないで作業したり、急ぎの申請をあげたり。
在宅の時は、毎回ババアから電話がかかってきた。
『何してるの~。忙しい?』がお決まり。
『大丈夫ですよ。』と答える。
それから、愚痴が始まる。
1時間ほどで気が済んだら切る。
私の事は、もちろん1mmも聞かない。
まぁ、ストレスが溜まってるんだろうな・・・くらいにしか思っていなかった。
突然、ある日を境に、かかってこなくなった。
私は、実は電話が嫌いで、毎回ストレスに感じ始めていたので、かかってこなくなってラッキーとしか思っていなかった。
となりの席のおじさん(60)から、電話が鳴った。
急な仕事かなと思い電話に出る。
最初は仕事の話。
突然口ごもる・・・・・・。
私『なんですか?』
おじさん『・・・・・悪い風に取らないでね・・・・・・』
私『はい』
おじさん『・・・・・・・ひよこさんの事を、いらないっていう人がいるんよ。仕事もせんし、いらないんじゃないかって。』
私『は?』
おじさん『だから、在宅の時、細かく何してるか教えてほしい。もちろん、トイレとかはいいけどね。』
私『(絶句)』
おじさん『ほんとに悪い風にとらないでね。じゃあ。』
放心状態でした・・・・・・。
みんなと仲良くしてたと思っていたのは、自分だけ?
かなりのショックで、仕事も手につきませんでした・・・。
しかし、だんだん腹立ってきて、仕事をさぼったこともない、拒否もしたこともない、なのにいらないって?
いらないんだったら、クビにすればいいじゃん!!
もちろん、おじさんには何の権限もなく、定年を待つだけ。
みんなが、1分単位で予定を打ち込んでるのならわかるよ?
なぜ私だけ?
そうだ!ババアに聞いてみよう!
ババアとは(その時まで)仲良しだから『あの子はそんな子じゃない!!』って言ってくれてるはず。
聞いてみよう!!
あまかった。