~始めに~

顔面神経麻痺は多くが比較的予後良好なもので、後遺症もなく治る方が多いそうです。

ただ、程度の差はありますが麻痺や後遺症が残ってしまうケースもあり、私は残念ながら後者の部類に入ってしまいましたので、備忘録も兼ねて記事にまとめようと思いました。


人の顔が皆違うように、病気の症状や治る過程も人それぞれ。また私は専門医ではないので医学的な事もよく分かりません。

これはあくまで私の場合ですので、ひとつの例として参考程度にしていただけますと幸いです。

あ、ちなみに不定期更新ですので、しばらく間が開いたり開かなかったりするかもしれませんが、ご了承くださいニコ



では、本編です。

今回は発症編です。


~おかしいなと思ったらすぐに病院へ!~

私は2024年の2月に、ハント症候群(ラムゼイ・ハント症候群)による顔面神経麻痺を発症しました。

きっかけ(原因)はもう思い当たる事が多すぎて…💧

ちょうど発症前に私は過剰なストレスを抱えており、睡眠時間も1~2時間しかとっておらず、また自分の事よりも他の事ばかりを優先し、自分を全然労ってあげられていませんでした。いや、むしろこれでもか、と自分をいじめぬいていました。もしハントを発症せずそのまま走り続けていたら心臓が止まっていたかもしれません。きっと神様がこうでもしないと無理を止めないだろうとブレーキをかけてきたのだと思います。


そんな心身ともに疲労マックスの状態でコロナに感染。しばらくして左側の耳の後ろから側頭部にかけて、まるで耳や髪の毛を引きちぎられるような強い痛みを感じるようになりました。この時はまだコロナが原因だと思っていましたが、痛みは治まるどころか段々酷くなり、その後耳鳴り&難聴の症状が始まりました。


突発性難聴の経験者の方々が「難聴の症状が出たらすぐに病院に行かんとあかんよ。治療が遅れると一生治らないよ。」と口を揃えて言っていたのを思い出し、これはヤバいやつやと思いましたが、私はここでひとつ初動ミスを犯してしまいます。コロナに罹患していたため、病院に行くのを一日躊躇ってしまいました。まだその時点では自覚できる麻痺の症状は無かったので、今思えばあの時直ぐに病院に行っていれば、後遺症もなく数ヵ月で治っていたかもしれません。


そしてその日の夜、なんか舌が痺れるしおかしいなと思いながら(この時もまだコロナのせいだと思っていました)、歯磨きをして口をゆすぐと水が口からピューっと飛び出し、鏡を見ると左側の眉毛の位置もおかしい!そこで顔が麻痺していることに気付きました。

「え?コロナのウイルスが神経に悪さしてる?」と一瞬思いましたが、まさか帯状疱疹ウイルスが耳の奥で暴れ出していただなんてその時は全く思いもしませんでした。


家族には、脳梗塞かもしれないから救急車を呼んだ方がよいのではと言われましたが、そんな大袈裟なと思った私は次の日に耳鼻科に行くことにしました。

ここで2回目の判断ミスです💧

今思えば、救急車を呼んでもよかったですね。もし本当に脳梗塞なら数時間で命を落としかねないし、命は助かっても重い後遺症に一生苦しむ可能性もあります。脳梗塞でなくても、顔面神経麻痺は発症して3日以内に適切な治療を開始しないと治癒率が大きく下がると言われています。そもそも何が原因で麻痺が起こっているのか素人では判断できないですから。

なので、もし難聴や麻痺の症状が出たら、何をおいても直ぐに医療機関に行っていただきたいと思います。


~つづく~