やっぱり映画の話。
5月1日(金)から「GOEMON」が公開されます。
時代劇をアルファベット表記にした映画はことごとく不調に終わります。
「RED SHADOW」、「SAMURAI FICTION」、「SHINOBI」などなど。
時代劇の本来の層であるシニア~大人の層は敬遠し、
メインターゲットの若者層は、「水戸黄門」などのイメージの呪縛に捕らわれていて、
そもそも日本の時代劇にはまったく興味がないので、もっとそっぽを向く。
客観的にみると、誰に向けた映画なのかわからない、誰が見る映画なのかわからない、
需要のないジャンルの壁を越えられない、
そんな映画産業としては致命的などつぼにはまっているのが現状ですが、
そんな点でも注目の映画ですが。
CGが、浅い・・・・浅すぎる・・・・・
重みが全くない。
これでよく紀里谷がOKだしたなと思います。
多分、紀里谷の頭脳に、技術が追いついていないんだと思います。
しかし、前作「CASSHERN」の話がとにかくつまらなかったのに対し、
今回は結構いかした感じになっております。
演技がきちんとできる役者が揃っているだけあって、
あれだけ有名な話を飽きずに楽しめます。
紀里谷がインタビューで、CGの人だと思われているが、
脚本に一番こだわっている、というようなことを言っていたので、
独創的なビジュアルと、自己満足にはならないストーリー、
それがわかっているなら、とにかくこの人には沢山の作品を作って欲しいと思います。
その為に、観客は、1作、1作で評価、判断はせずに、長い目で見てやってほしいと思います。
そんな紀里谷の母のような僕からのお願いでした。
見てね。