「包帯クラブ」という映画を見ました。
2年くらい前の映画ですが、
公開時は、ちょっと笑えないくらい興行的にすべったこと、
でも、観客の評価が、驚くほど高かったこと、
そんなエンターテイメントとしては完全に失格な作品だったので、
いつか見たいと思っていたら、今日見ました。
そしたら、泣いちゃいました。
そこには、
いつのまにか僕達がなくしてしまったもの
でも確かにあったもの
そんな大事なものがたくさんつまった映画でした。
この作品の監督は、堤幸彦ですが、
現在公開中の「20世紀少年」も彼の作品です。
「ケイゾク」「池袋ウエストゲートパーク」や、「明日の記憶」なども彼の作品ですが、
この人のふり幅の広さは凄いなーと思います。
職人ではあるけども、雇われ監督もできる。
万人受けの作品にしつつ、自分のカラーも確実に残す。
犬童一心なんか足元にも及びません。
にしても、柳楽優弥はスクリーンに愛された俳優だなと思います。