2つの映画を紹介します。
どちらも、全世界のTeenを熱狂させた映画です。
まず、「ハイスクール・ミュージカル・ザ・ムービー」。
前2作はディズニーチャンネル用として制作され、
3作目にして初の劇場作品です。
圧倒的に潤沢な予算により、すべてがパワーアップしております。
‘卒業’という、学生にとっての最大のイベントをうまく取り込み、
最高にせつない、でも最強にキラキラした映画になっております。
ザック・エフロンは今後のショービズ界をリードする存在になると思わせられる、
素敵な1本でございます。
2月7日(土)公開。
続いて、「トワイライト-初恋」です。
今まさに、全世界のTeenを熱狂させているのがこの映画です。
内容は‘ヴァンパイア’+‘青春’+‘純愛’です。
原作は「ハリー・ポッター」についで、全世界でベストセラーになっておりますが、
このシリーズは、日本でいう、ライトノベルな内容で、
ヴァンパイアものでありながら、今までのそれとは確実に一線を画すものです。
そのためこの映画のファンは8割が女性というデータがあります。
カテゴリーから言っても、今までのハリウッドの常識では考えられないデータですが、
要は、匂いが、イケメン、ライトノベル、ボーイズラブ(ではないけれど)、その辺がてんこ盛りなので、
10代の女の子にはたまらない内容なんだろうなと思います。
10代の女の子になったことがないので、分かりませんけど。
でも制作面で言ったら、「ダークナイト」に通じるものはあります。
アメコミでありながら、ドラマを確実に描く。
ブライアン・シンガー、クリストファー・ノーラン、ギレルモ・デル・トロなど、
賞レースを賑わせていた監督を、ハリウッドの作品に抜擢するという近年の流れに沿っており、
CGやアクションが得意な監督に任せる(結果的にドラマ部分がへなちょこになる)時代から、
ドラマがきちんと作れる監督がCGやアクションにもセンスがあるかを問われる時代になっていて、
ダークナイトに続いて、その象徴になっている作品です。
決して派手な作品ではないけれど、いろいろな面でこれからの時代をリードするであろう作品です。
さて、日本でどう売るのかな?
4月4日(土)公開。