映画を2本見ました。



まず1本目は、「陰日向に咲く」です。





原作は読んでいましたが、結構前に読んだので、
内容はすっかり忘れていて、いい感じに楽しめました。

何より、岡田が大好物なので、それだけで心が豊かになりました。

んが、岡田は知的なイメージがあるので、だめ男を演じるのはちょっとおきつかもと思いました。

でもここで、岡田じゃなくて原作のイメージ優先で地味な役者を持ってくると、

製作側の自己満足になって、客はついてこないと思うので、

華のある岡田を選んだのはやはり正解かと思います。

今回の岡田は独特の癖を抑えた芝居をしていたので、新しい一面を見られた気がします。


岡田以外はほぼ全員が安全パイな演技をしてるので、安心して見てられたけど、

もう少しキャスティングに冒険があってもよかったのかと思います。

西田敏行、宮崎あおい、伊藤淳史、塚本高史は、

おそらく自分の得意分野の役柄なので、

なんていうか、余裕があるっていうか、新鮮味に欠けるっていうか。

そういう意味では、平山あやはよかったなと思います。


見る前はそんなに期待していませんでしたが、

私、この映画で号泣しました。

こんなに号泣したのは久々です。

そんなに泣ける映画ではないと思うけど、親子の話とか、スーパー弱いんで。


とりあえず、見るべし。


さて(あ、さて)、


2本目は、「L change the WorLd」です。




この映画のシリーズは、基本、茶番です。

脇のキャストとかストーリーとかぬるすぎて風邪引きます。

でも、松山ケンイチとか藤原竜也とか、中村獅童の声とか、

「The last name」でのクライマックスの展開とか、

見たものにしか分からない「何か」があります。

「陰日向」と対象的で、危なっかしい感じでいっぱいで、

でもそれが奇跡的にこのシリーズの凄さになっています。


今回の「L」も高嶋政伸とかがメイン級ででちゃってる辺り、
正直コメント不可能なんだけど、それでもこの映画は、なんだかんだで凄いんです。

いろんな意味で危険過ぎる感じがこの映画の最大の魅力です。


頭からっぽにしてみるべし。