女の子の部屋にお邪魔したら、着いたそうそうに、パインジュースを出してくれました。



パインジュース・・・。



そんな発想は俺にはありません。


お宅訪問は当初の予定にはなく、急遽だったので、


つまり、パインジュースは彼女の家に常備してあったということです。


数あるジュースの中で、パイン・・・。


しかも、おしゃれなグラスに氷を入れて、そして、パイン・・・。


そして、うまい・・・。


乾杯、じゃなくて、完敗です。


まだまだ自分は未熟だということですが、そんな未熟さが好きです。



そんな未熟な俺は最近、「ラフ」という漫画を読みふけりました。


去年、長澤まさみ&もこみちで映画化された、あだち充の漫画です。


お気に入りの漫画をあげよ、と言われたら(言われてないけど)、


「H2」をベスト3にあげるくらいあだち充は好きなのに、


どういうわけか(多分俺がカスだから)、この「ラフ」は今まで未見で、


そんなカスな俺に、重たいのに全6巻をまとめて持ってきてくれた優しい人がいたので、


黙々と読みふけったってわけです。



いや~やっぱりあだち326は最高だよね。


何が最高って最終巻まで恋愛部分で派手な動きがない。


あいつはあいつのことすきなの?


そうじゃないけど、そうじゃないけど、そうじゃないけどちょっとそうかな、


もしかして、まさか、もしかして、まさか、


その間を行ったり来たりしてる感じ。


これはH2にも言えたけど、それで何巻ももたせて、魅き込ませる。


凄いよね。


そんでもって326の一番凄い所は、


何気ない日常的なシーンでも、何気ないセリフ一つで、些細な仕草一つで、


ドラマチックな展開にしてしまうということ。


長澤まさみは、「タッチ」「ラフ」で326ワールドを見事に再現したけども、


今やってる「プロポーズ大作戦」でもやっぱり326ワールドな雰囲気で、


この子は、長澤みつるに改名した方がいいと思う。いやしないほうがいいと思う。




ワンピースとかNANAとか直球で泣かせる派手な漫画も好きだけど、


他の漫画家では絶対に書けない、あだち充でしか書けない漫画がやっぱり好きです。


さて、次は何を読もうかね。ご近所を読むかね。