【30日間連続・RUNの疑問にズバッと回答!】(23)熱中症が怖い | カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

ウルトラランナー・トライアスリート院長の加齢と闘うドタバタ奮闘記

【30日間連続・RUNの疑問にズバッと回答!】チャレンジの23日目(6/23)です。

☆質問№23:【熱中症が怖いので夏のランニングが心配です。大丈夫でしょうか?】

 

☆答え:ハイ!大丈夫です。身体を暑さに慣れさせれば良いんです。

ご相談者様の身体は、まだ暑さに慣れていないので、怖い感覚をお持ちです。

『暑熱馴化』のためにやる事は4つ。順番にご説明します。

 

①意識の持ち方

普通、34℃の炎天下走ったら脱水症で倒れちゃう、と思いますよね。

でもね、この暑さに身体を慣らしとくと、涼しくなった秋メチャ軽い事に気付きます。

「熱中症が怖い。身体によくない。」と考えるか、「速くなるチャンス!」と捉えるか。

 

フォーカスを変えて質問を変えると、まったく違う良い答えが出ます。 

理由は↓をご参照ください。(フォーカスの理由がこれ)

【RUNの疑問にズバッと回答!】(13)どうしてもリタイアしちゃう

 

 

「この炎天下ガンバッて修業すれば11月のマラソンが速くなるんだ!」

34℃の炎天下は練習ではありません、正に修業です。

 

そして、その修業に耐えて秋になった時

「あの辛い夏からすれば、こんなの楽なもんだ。」と強化されたメンタルに気付きます。

是非、フォーカスを変えて取り組んでみてください。

 

②練習条件

TVニュースの暑さのシーン、アスファルトの陽炎がゆらゆらしてる中

へたれランナーを正面から映した画像がよく使われます。

でも、ご本人は「この炎天下、走ってるオレってスゲーやつ!」って酔ってるんですよ。

 

私もそうです。

34℃の中、大宮公園の中の日陰を選んで、水飲み場で水を被りながらグルグル走ります。

 

心臓は筋温を下げるためにフル稼働しますが、外気温が高過ぎて下がらない。

オーバーヒート寸前の、これ以上落としたら歩き、というスピードでしか走れません。

そこを歩かず走る事で、暑熱馴化した強いフィジカルが手に入ります。


そればかりか秋になった時、「あの辛い夏からすれば楽なもんだ。」

と、強靭になったメンタルに気付きます。

 

練習場所は、日陰の多い公園とか、水飲み場があるといいですね。

頭から水を被れます。(トライアスリートはビショビショが平気)

 

町中は、アスファルトの照り返しで公園よりも暑いです。

半面、高い建物の影がいっぱいあるので楽です。

どっちを取るかですね。


③練習量

頻度は、毎日やる必要はありません。

2週間に1度で効果あり、と言われます。

個人的に、私は週1回必要な気がします。

 

練習時間は、夜か朝の暑くない時がいいのですが

それではスピードランナーになるのは難しい、と思います。

 

やはり炎天下の修業が必要です。

週1回5~10㎞でOK、厳しい特別な時間です。

これを繰り返せば、秋のマラソンで大化けしちゃいますよ。

ファイト!

 

④水&塩の補給

『3%脱水で5%パフォーマンスが低下する』と言われます。

走れなくなるので、タイムが遅くなると考えてください。

水だけの補給では脱水になるので、塩分が必要です。

 

塩分(NaCl)は、血中に『NaCl』そのまま浮かんでるそうです。

その塩分濃度が高いとマズイので、水で薄めようとする。

その反応が水分補給です。

(因みに、薄めた水分量が増えて、血管壁を押す圧力が高い状態が高血圧。)

 

ランナーは血中塩分濃度を上げて、たくさん水を取り込む必要があります。

ベテランランナーはエイドで、皿の塩にバナナを転がして『塩バナナ』を作って食べます。

 

唇と舌がシビレます。

エイドの女の子は目を皿のようにしてブッタマゲます。

足が攣った時は、短時間で回復します。

 

以上、「熱中症が怖くない」について、ご説明いたしました。

どうもありがとうございました。

 

皆さまのランニングの疑問にお答えします。

 こんな事わかんな~い、がありましたら下記の『コメントする』へどうぞ。

 一生懸命お答えいたしま~す。

 

ふく山接骨院のホームページ

                        【腰痛・膝痛 さいたま市北区 ふく山接骨院、福山眞弘】