私が考える『股関節を使った走り』で一番重要な動きは
<脚を体幹軸より後方に動かす事>
今回の【40歳からのウルトラマラソン・チャレンジ】は
脚を後方に動かす『股関節の伸展』の練習です。
雑誌やランニングコーチの方達が、股関節の重要性を話しています。
トレーニング法や動作法は言われていますが
なぜ股関節が重要なのか、何が目的なのか、言われていないと思うので
私が考えるその理由と、構造医学的な理論をお話します。
☆私が考えるランニングのメインエンジンの4つの筋肉
①大殿筋 :お尻の丸みの筋肉
②大腿二頭筋:大腿後面の筋肉、膝関節の下の外側(腓骨頭)に付く
③半腱様筋 :大腿後面の筋肉、膝関節の下の内側前部(鵞足)に付く
④半膜様筋 :大腿後面の筋肉、膝関節の下の内側後部に付く
<大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋>の3つがムストリング。
☆ハムストリングの2つの役割
①股関節の伸展:大腿(脚)を後方に動かす←これが重要!
②膝関節の屈曲:膝を曲げる
股関節も膝関節も、後ろに曲げるのに
股関節は『伸展』、膝関節は『屈曲』って面白いですね。
大殿筋を含む4つの筋肉は全て
脚を後方に動かす『股関節の伸展』動作をします。
ここまでが基礎知識。
<しっかり骨盤前傾して、左の脚は体幹軸より後方に動いている>
ランニングは『股関節の伸展』で、骨盤を前方に押し出す運動。
股関節の伸展=<脚を体幹軸より後方に動かす事>=楽に・速く・長く走れる動き
『股関節の伸展』のための最大条件は
『体幹軸:頭部~脊柱~骨盤まで』が真っすぐで
『骨盤前傾』している必要があります。
<骨盤前傾=骨盤を立てる=ヘソが前を向いてる>
<骨盤後傾のため、左の脚は体幹軸より前に曲がっている。>
体幹軸が真っすぐでないと
ヘソが上を向いてしまい、背中が丸く、頭が前に出て
骨盤が後ろへ寝てしまう『骨盤後傾』になっちゃいます。
股関節の伸展角度は小さいので
骨盤後傾では、立つだけで伸展角度が消えてしまい
脚を後方に動かす、メインエンジンの役割が無くなってしまいます。
その結果
すぐ疲れちゃう抹消の小さい筋群で
膝や足首を使って走る
ダラダラ・フォームになります。
これでは、とてもウルトラマラソンは無理。
メインエンジンを使えないため
『楽に・速く・長く走れる動き』にならず
すぐに疲れてスピードは落ちます。
時に、膝痛・腰痛・足底の痛みといった
局所の痛みと闘う事になります。
ウルトラマラソンの一番のリタイア原因は
長時間の膝などの特定部分の痛み。
②は、全身の苦痛に耐えられない
③は、走力不足によるタイムオーバー
要するに、『楽に・速く・長く走る』ためには
体幹軸を真っすぐにする『正しく立つ』が基本。
正しく立って、股関節で走りましょう。
これができると貰えるデッカイおまけは
膝の痛みの改善。
こうなったら、やるしかないでしょう!
↓『正しい立ち方』をクリック!
ウルトラランナーを目指している方や
膝の痛みで悩んでいる方
『サブ4』を狙ってる方は
もう一度『正しく立つ』に取り組んでみてください。
是非!
先週のトレーニング】
11/16(月):休 み
17(火):休 み
18(水):ラ ン・10,1㎞/58分58
19(木):休 み
20(金):ウエイトトレーニング
21(土):ラ ン・26,2㎞/2時間28分35秒(5:40/㎞)
22(日):バイク・<ローラー台>90分:距離47,3㎞/平均時速31,4㎞/h・瞬間最高35,9㎞
23(月):ウエイトトレーニング
【腰痛・膝痛 さいたま市北区 ふく山接骨院、福山眞弘】