11/12(日)『さいたま国際マラソン(フル)』を3時間16分53秒で走りました。
今回、帽子にピカチュウの顔を付けた仮装で走ったのですが、これが大いにうけて驚き。
このピカチュウは、今年4月『MDSサハラマラソン』で一緒に250キロ走破した相棒。
『ピカチュウ』は、今や世界共通語で多くの外人さんから「Oh! Pikatyu~」と声を掛けられ
「ていく あ ぴくちゃー」のリクエストをいただきました。
という訳で、半年ぶりにモンスターボールから呼び出してさいたま市に出現させてみました。
スタート直後は、混雑の中遅い選手をかわすため、いつものように走りに集中します。
ところが、こんな中でも沿道から「あ、ピカチュウだ!」「ピカチュウが走ってる!」との声。
正直、帽子に顔をくっ付けているだけで、こんなに応援をもらえるとは驚き。
余裕があると手を挙げて応えるも、前の選手を狙って走りに集中すると応えられない時間が多い。
それでも応援されれば、手を挙げて応える時は自然と笑顔になります。
すると、応えてくれた事が嬉しいのか、応援者は声を出して笑ってくれます。
このコミュニケーション 気持ちイイ!
最初は気まぐれで手を挙げて応えてたのが、次第にキチンと応えるようになっていました。
時に4車線道路の反対側から声援を受けると、見えるように両手を高く大きく振ります。
仮装は周りの人にアピールする事だから、応援して笑ってくれたら返すのが礼儀というか
参加選手と応援者が繋がる、小さいけど大切なコミュニケーションのような気がしてきました。
エイドステーションのボランティア高校生達の声援に、両手を高く上げて応えると笑い声と歓声。
その声に気付いた次のテーブルの高校生達が続けて応援してくれる。
…参加選手は1万4千人
当然給水のテーブルは長くつながり、高校生の応援はず~っと続くため振ってる手が下せない。
エイドが終わって手を下すと、両腕はド~ンと重く息が切れています。
<2015『白山ジオトレイル』で250キロ/7日間を一緒に走った藤橋さん。スーツ姿で3時間半!>
そして驚いた事に、笑顔で手を振っている時とその直後は疲労を感じずスッとスピード上がる。
エンドルフィンやらドーパミンやらわからないけど、きっと何がしかの快感物質がドーンと
出ているんでしょうね。
そんなこんなで調子よく走っていた33キロ地点、突然右側ふくらはぎに激痛が走る!
「 !! 何だ?」
攣ったのか? いや、痛みの種類が違う。肉離れ? ん~、そうらしい。こいつはマズイぞ!
先ずは電柱につかまってストレッチ、しかし変化なく痛むためリタイアが頭をよぎります。
残りが20キロもあればリタイアするものの、残り9キロという微妙な距離。
私のリタイアの基準は、将来にわたって影響が残るケガなら即止め、残らないなら続行。
この程度の肉離れなら将来に影響なし、9キロは歩いても行ける距離と判断して歩き出す。
すると、走れそうな気が。
走ってみるとビッコ(差別用語ですみません)は引くものの走れなくはない。
少しでも痛みが減るように着地の向きを変えると、次第にスピードも上げられる。
遅れる選手を抜く事もできるようになります。
相変わらず沿道からの声援は続き、笑顔で手を振っても心中は痛みで悲鳴を上げていたのが
不思議な事に、いつの間にか笑って手を振る間は痛みを感じなくなっていました。
そのうちマヒしてきたのか、次第にビッコも引かず普通に走れるようになっている。
恐るべし 応援パワー!
40キロ走った残り2キロ辺りで、全身黒づくめの若者を抜きます。
すると若者が速度を上げて抜き返して行く。
まるで、ピカチュウなんか被って、笑って手を振るチャラい親父には負けられん! のように。
ハイハイ、どうぞ先に行ってください、こっちはマイペースで行くから。
するとまた、遅れ始めたその黒い若者を抜く事に。
…で、また若者が抜き返していく、を何度か繰り返したゴールまで残り1キロ地点。
私の目標選手がスピードアップしたので、私も速度を上げると黒い若者を抜いてしまう事に。
若者の足音が後に遠ざかり… ゴメンね、これもマイペースで悪気はないんだよ。
残り200mを切った180mほど、黒い若者が全力ダッシュで私を抜いていきます。
すると、反射的にというか意図せず心の中のスイッチが入り、私も全力ダッシュ。
黒い若者を抜いてゴール。
ああ、大人げない事をしてしまった…
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翌日・月曜日の朝、肉離れのふくらはぎより足首関節が痛くて背屈(上にあげる)ができない。
触診すると、前後面・内外側全周囲に腫れと圧痛がある。
痛みで動かせず体重掛けられないため、ゆ~っくりと跛行、階段は片足で一段づつ上り下り。
どうも、着地の向きを変えて足首をこねながら走った事が原因のようです。
朝からヒマがあると足首関節の面圧、昼休みはアイシングと再び関節面圧、寝る前には特に入念に
足首の面圧を行い、アイスパックを全周囲に巻いて就寝。
火曜日の朝、7割がた痛みが引き、関節可動域も増え、さらに時間が経つにつれて改善しています。
仮装の流儀も含め、いろいろ学んだ『さいたま国際マラソン』でした。
【先週のトレーニング】
11/06(月):休 み
07(火):ウエイトトレーニング
08(水):ラ ン:10.0㎞・1時間02分
09(木):バイク:スピニング60分(高速ペダリング)
10(金):休み
11(土):休み
12(日):『さいたま国際マラソン』3時間16分53秒