夜中のコンビにまでの道


歩き出すと明るく淡い群青の世界


夜の雲の模様まで見える明るさ



ときどきゲイ


思わず車の鍵握り締めたまま走り出す


半袖の服をすり抜けて一気に夜の冷たさが身体にしみこむ


空と雲を見つめながら弾むように走る


息を切らす頃、コンビニの蛍光灯の明るさが目に入ってきて


ふと、月の明かりが教えてくれた気がした


また、見えなくなっているよ


って






うん、また狭く狭くなってた


あの時何にも見えなくなってたね


久しぶりに心が熱くなってうれしかったんだ


今を忘れてしまうほど心が弾んでたんだ




ありがとう




また、ゆっくり歩いていくよ


一歩進めたら


この光でまた教えてね