はじめて読んだのは数年前。

それでも、「もっと早く出会いたかった」ランキング堂々の第1位。

 

生きること、への希望が詰まっている一冊。

 

著者は監察医、つまり法医学の先生だ。

 

本書は5章で構成されている。

最初に「監察医」の仕事や、先生が法医学の道に進んだ理由を学ぶことができる。

 

そして「人が死ぬということ」と題された4章があり、

最後の5章では「未来を生きる君たちへ」のメッセージが綴られている。

 

正直に言うと、これは10代(14歳)向けの本である。

 

しかし、数々の命を見送ってきた先生からのメッセージには誰しも心を打たれるはず。

「頑張れ」という応援とはまた違う、暖かい言葉に、救われるような気持になるはずである。

 

人生でつらい場面に遭遇したときに手に取りたい一冊として大切にしている。