Facebookを完全退会(一時的にDeactivateするんじゃなく、アカウントそのものを消去)しましたが、ちゃんと生きているので安心してください、という話。エイプリルフールじゃないです。ねんのため。
KelloggでのFacebookの利用率はすさまじく高いです。自習室でPCを熱心に見ている人の後ろを通ると、チクチク「Like」をしているのを見かける、なんていうことも良くあります。友達関係のイベント告知なんかもFacebook経由でなされる、なんてこともしばしば。
ビジネススクールにいる人は基本みんな『忙しい』ので、自分のネットワークにいる人の状況やその人からの情報発信を、自分の好きなタイミングで自由に確認できる、というのは非常に便利なわけです。さらに言えば、一回ちょろっと会った人をとりあえずFacebookでお友達登録しておくと、あとあと『あの人名前なんていうんだっけ』てな時にささっと確認できて非常に便利です。
かく言う僕もアメリカに行くちょっと前からFacebookをはじめ、2年やそこらで『お友達』が660人くらいになる程度には活用してました。毎日起きるとタイムラインを確認。面白い記事には『いいね』をする。昼下がりに暇つぶししたいときにはちょろっと思いついたことを書いてみたり。何よりこの『お友達』に入っている660人という人数が、なんちゅーか、自分がビジネススクール生活を経て得た交友関係の広がりをあらわしている感じがして気持ちよかったんだと思います。
そんな折、KJT(Kellogg Japan Trip)で一緒になったクラスメートと話しているときに、彼はFacebookをやっていないという話が。理由をきいてみると、『自分の友達で、ものすごい時間をFacebookにつかっている人たちを見てきた。自分には他にも山のように時間をつぶすためにできることがあるから、さらに時間をつぶす手段を持つ必要は無いと思った』とのこと。
これを聞いて、ハタ、と思ったんですね。まず、確かに僕は結構な時間をFacebookにつかってたとおもうのです。コミュニケーションってやつはどうやら中毒性があるらしく(特に海外にいると、寂しいんですよ。毎日)、Facebookは寂しさを紛らわす意味でのすごく良いツールだったわけです。でも、そこで得られる情報といえば『今日の昼飯はラーメンでした』みたいな情報が9割以上なわけで。もともと日常のコミュニケーションってそんなもんなのかもしれませんが、確かにそれってなぁ、と。
さらに言えば、660人の『お友達』のかなりの多くが会っても挨拶すらしない人だってことに気づいたわけです。言うなれば、携帯の電話帳がパーティーやら合コンで電話番号を交換したけどその後二度と会ってない人の名前で結構埋まっている、という状況です。確かに『お友達』の多くは『ビジネススクールで築いたネットワークの一環』なわけですから、合コンで会った子とは必ずしも価値が違うのかも知れませんが、まぁいずれにしても、正直価値がよくわかんないなぁと。
そんなこんなでFacebookをやんなくてもとりあえず僕生きていけそう、と思いまして。で、なんとなくで残しておくのもなんか中途半端な感じがして、この際バッサリ止めてしまった次第です。だからなんだ、というはなしですが、古くからの友人から『大丈夫か?』という連絡をもらってしまったので。この場を借りてご報告でした。