すけ 3歳6カ月
先日、外で遊んでいるときのこと。
どういう流れか忘れましたが
この本の ごっこ遊びをすることに。
(外での2人劇は結構はずかしいです
)
- たのしいパンのくに (PHPにこにこえほん)/深見 春夫
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パンのくには、ぜーんぶパン。
家も木も橋も電車も生き物たちも。
で、その中に こんな場面があるのです。
恐竜パンの子どもが 橋を食べてしまい
左からやってくる 電車が 落ちるのです。
そこの場面をやっているときのこと。
突然 こんなことをいいはじめました。
すけ 「なんで 恐竜パンは 橋をたべたんだろうね~」
ひよ 「パンの橋がおいしそうだったからじゃない?」
すけ 「ちがうよ」
ひよ ・・・・ なにが違うのでしょうかね ・・・・
そもそも すけが質問してきたから
適当に答えを考えたのにね~
すけ 「だって パンの木のほうがおいしいもん」
ひよ 「え~ 橋のほうがおいしいんじゃない?」
すけ 「違うよ! 木のほうがおいしいの!」
ひよ ほほ~ 木のほうがおいしいのか![]()
「じゃあ、なんでだろうね~
木のほうがおいしいのに、
なんで橋食べてたんだろうね~」
すけ 「うーんなんでだろうね~」
ひよ 「なんでだろうね~。
やっぱり橋のほうがおいしいんじゃない?」
すけ 「ちがうよ! 木のほうがおいしいの!」
ひよ ・・・・なんだ その断定は(笑)
で、しばらく考えてたあと。
すけ 「あ! わかった!」
すけ 「恐竜パンは おいしくないほうが 好きなんだよ」
ひよ 「おいしくないほうが好きなの?」
すけ 「そう。 恐竜パンは すけとは違うでしょ?
だから、おいしくないのが おいしいのよ」
(姿形が違う 恐竜パン。
よって、好みが違い、
すけがおいしくないと感じるものを
恐竜パンはおいしいと感じるといいたいらしい)
ひよ 「そっか~。そうだったんだね」
すけ 「そうだよ!」 すんごい自信満々(笑)
とまあ、こんな会話がありました。
興味深かったのが、 赤字のところ。
今まで、すけは、
すけが好きなものはみんな好きみたいな
超 勝手な思い込みというか
思考ばかりしてたのですが、
(自分の世界がすべて!、みたいな)
今回、
自分とは違う好みを持つものもいるという思考に
たどりついてました。
ま、ね、人間じゃなくて、恐竜パンだから
そう思ったのかもしれないけれど。
昨夜の晩御飯のときだって、
「おとうさん これ好きでしょ!」って
ぐえが キライといっている納豆を
食べさせようとしてましたけど(笑)
それでも
自分だけの世界がすべて、
基準は完全に自分という世界から少し抜け出て、
そういう見方もできるようになったのだな~と
ちょっと思ったのでした。
