理想の教育法 | ひよこまめの凸凹リアル育児日記

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ちょーなん  高3♂
じなーん   小5♂(ASD・LD・トゥーレットの発達凸凹)
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3人の子持ちのアラフィフです。
発達凸凹っことの日々は笑いと涙とイライラの連続。
できるだけグチ少な目で、リアルな日々をつづっていきます。

これは、予約公開です。


四つ葉


本日、仕事おさめです。

冬休み中なので、本日は昼授業。

ただいま、授業中です。




今年の仕事内容について

目標に対する達成度、および来年の目標など

まとめようかと思ったのですが・・・ やめました。

 (どっちみち3月末しますしね)

理想と現実について考えてみます。



実は、今年。

自分の塾講師としての仕事に疑問を持ち始めたというか、

自分の理想の教え方ってなんだろう、

と思うことが多かったんです。


私、講師歴は6年(あれ、7年かも)と浅いものの、

自分の教えかたにそこそこ自信をもってました。

もちろん、今の教え方が最高とは思ってません。

いろいろ勉強会に参加したりして、教え方を研究したりしています。

自学自習の力をつけるために、極力ヒントを少なくし、

考えるためのプリント作りをしてるつもりです。

実際、担当する生徒数もここまで順調に伸びてきてましたので、

思い描いていたものが、それなりに実現していたのだと思います。

そこそこ満足してました。



が、この1年、どうも この教え方がベストではない、

私がやりたい教え方と根本的に違っている、と

思う気持ちが強くなってきているのです。



この原因は、はっきりしてます。

息子を通じて、幼児教育に興味をったから。



幼児教育の方法なんて、数限りなくありますし、

子供、保護者、教える人の組み合わせ次第で、

どれが最善の方法かは違ってきます。

それを理解したうえで、

いくつか有名どころの教育法を勉強していったなかで、

私がいきついたのは、


 「子供の興味を伸ばすために、観察し、

  興味持っていることを深め・広める手助けをする」

 「ペーパーでの学習は、まだしない。

  せめて3歳半すぎてか、本人が興味を持ってから

  それまでは、実際の経験を大切にする」

 「教えるのではなく、手本をみせる」

 

と、どちらかというと、モンテッソーリやシュタイナーの

考え方にちかいもの。

 (モンテやシュタイナーを学ばれてる方からみたら、私の考えは、

  その考え方とは全く違うのかもしれませんが、素人の私からみたら、

  私の考え、それらに近いかな~って感じです。すみません)



もともと息子のためにいきついた、私の教育法の考えかた。

この考えが仕事に影響を及ぼしているんです。


自学自習という観点は、「手本を見せる」と同じようなものの、

・こども一人一人の興味にそった、学習してあげたいな~ って。

・学校の内容にそらず、たとえば、小6までにトータル的に

  学校の内容を網羅していいという条件ならば、

  学習する順番をいれかえて教えたほうが楽しいな~ って。

・実験や調べ授業をたくさん取り入れたいな~ って。


そう思い始めたんです。


1対1なら、こども一人一人の興味を見ることができます。

対応ができます。

ですが、そうじゃありません。



家庭教師ではなく、塾である以上(しかも雇われ)

その授業は、ある程度型にはめられることになります。

平均的な子たちを中心に授業を組み立てていくことになります。

できることだって、限りがあります。(実験室なんてあるはずがない)



しかも、大部分の保護者が、今の学校の授業についていくのが

目的であり、ペーパーの点数をあげたいんですもの。

ペーパーの点数があがるための実験ならともかく、

それ以外の興味を広げるための実験は時間がもったいないと

考えるはずです。

時間をとるばかりの、調べ物授業はいやなはず。

ニーズを考えると、私のやりたい方法が、認められる可能性は少ないです。

 (だって、塾はサービス業でありますし、

 なにより、企業である以上、利益を上げるのが目標です)




保護者・塾自体が塾に求めているもの(今の私の指導形態)と

私が理想としはじめた学習形態に

おおきな開きが出来始めたのが、この1年でした。



このおおきな開きが、いまの私の悩みとなってます。

11・12月と生徒がバタバタと6人もやめたのは、

ひょっとしてこの悩みが、自信のなさ・求心力のなさに

つながって、引き起こしているのではないか、とも思っています。





すけが小学生になるとき預けるところがないから、

仕事をやめようと考えていたのですが、

案外、この開きが、私に退職を決意させるかも、

なんてことも考えてしまいます。


2010年は、

どうも 仕事について、より一層悩む年になりそうです。