さて、ミラノの締めくくりに「最後の晩餐」を見た後は、170kmほど東に移動して ヴェローナ へ。
この街は、かの有名な 「ロミオとジュリエット」 の舞台になったことで 有名なんだそうです。
現地ガイドは、いかにも マンマ! といった感じの ふくふくとした 陽気な女性。
ちなみに、イタリアで観光するとき、自国からガイドさんを連れて行ってはいけないんだそうです。
なぜならイタリアで観光ガイドをするためには、イタリア国籍を持ち、かつ国家試験に合格した
資格者じゃないといけないんだとか。
イタリア国籍がない人は、帰化するか、イタリア人のパートナーを同伴させていれば
ガイドになる資格を得られるんだそうです。
私たちのツアーは 国中をかけまわるので、街が変わるごとに ガイドさんも変わっていきました。
ガイド 「ワタシタチ ニハ、 ザンネンナ コトニ、ジカンガ アマリ アリマセン!
ミナサン、ゲンキダシテ アルイテ クダサーイ!」
そう言って、元気にすたすた歩き出す ガイドさん……。
迷子になるといけないので、ぞろぞろとついて歩く 日本人34人。
でも、きれいな景色とか、変わった建物とかを見つけると つい写真を撮ってしまう 日本人34人。
私 「はっ!ガイドさん、あんなに遠くなってる!」
夫 「ヤバイ!追いつけ!」
ガイドさんは時々後ろを振り返って、全員ついてきているかどうか 確認しながら歩く。
(念のため、最後尾には 添乗員がついて歩いているんだけど)
でも、さすがイタリア人。大雑把。
私 「はっ!!なんか説明してる!!」
夫 「急げ!!ガイドを聞くんだ!!」
走って追いつくと、道路について教えてくれていました。
ミラノでは気づかなかったけど、ヴェローナの道路はミラノのような石畳、歩道は大理石造り。
道路を整備した時代は 自動車と言うものは無く、馬車が走る時代だった。
最初は 道路も 歩道も 大理石で作ってあったが、不具合が生じた。
つるつるした大理石では、ひづめのある馬の足は 滑って上手に走ることができない。
だけど 大理石は残したい。人間が歩きやすいからだ。
そこで、車道は石畳、歩道は大理石に 作り直し、現在に至るらしい。
石畳は、工事などがあって 道路を掘り返した後でも、元に戻すのが簡単で 景観を損ねないで済む。
合理的なつくりだということらしい。
ガイドさん 「デハ、ツギ イキマショー!」
元気に歩き出すガイドさん。家と家の間をすり抜けて、サクサク歩くガイドさん。
バタバタ走って追いついて、あんまり覚えていないけど、たしかこんな観光をしたはず…。
かの ロミオとジュリエット の、ロミオの方の家(看板があるけど 目立たなくて分からない…)。
実在する人物ではないけれど、モデルとなった家同士は存在し、今も残っている。
ここには現在 人が住んでいるので、中に入って観光することは出来ない。
「スカラ座」 の 「スカラ」 は、この家の名前だそう。 たしか娘さんがスカラ座のなんとかとか…
(うろ覚えすぎ)。 とりあえず、「立派な家は 墓も立派」みたいなニュアンスでした。ゴメンナサイ。
本当に大きくて立派なつくりで、フェンスの下部に塀みたいなのがすこし見えていますが、
ひよ子の身長はこの塀と同じくらいです(爆)
ロミオと同じく、モデルとなった家。ここは中に入って バルコニーに行くことができますが、有料です。
とにかく人がごった返していて、見る人すべてがスリに思えてなりませんでした(>_<)
右胸を触りながら 縁結び的な願い事をすると 叶うそうなんですが、
けっこうイヤラシイ触り方の外人さんが多くて 見ててかわいそうになりました。
古代ローマ時代の 劇場の遺跡だそうです。
紀元後1世紀にできたそうですが、14世紀に起こった地震のせいで かなりこわれてしまったんだとか。
収容人数は 22,000人。 現在でも夏になると 野外オペラを上演するそうです。
他にもいくつか 広場とか 建設の歴史とか お話ししてもらったんですが、
なにせ 気づくと解説が始まっているので あんまり覚えていません。残念…。
広いところを歩き回るとき、イタリア人のペースは 日本人のペースには合わないことが分かりました★
ようやく 観光1日目が終わった……。
長いシリーズになりそうだ……。






