1992年1月19日に、群馬県沼田市の病院にて誕生。

岡田家の次女として育つ。

 

記憶があるのは幼稚園から。

人見知りはするけど、明るく元気で、周りの事をよく気に掛ける優しい子だったらしい。

先生からも人気だった。

 

髪は長くて二つ縛りやみつあみを良くしていた。

 

家に籠り、一人でごっこ遊びや折り紙、お人形ごっこをする事が多かった。

絵も少し描いてたみたい。

 

幼稚園では、積み木をしたり、粘土や折り紙で遊んだりしていて、

夕方のホームクラスになると、大好きなアンパンマンのビデオをひたすら見ていた。

アンパンマンは僕のヒーローだった。

 

幼稚園のりんご狩りのバスの中で、一人爆睡している写真が幼稚園のアルバムに乗せてある。

遊ぶときは全力で。

 

買い物に出かけると、ついた瞬間、気づいてたら居なくなっているという困った子だった。

気になるものに惹かれて、家族からふらっと離れてどこかに行ってしまう。

 

色々手がかかる子で、母と父の気をいつも引いていて、

姉は悔しさのあまり、自分の幼稚園かばんのひもをかみ切ったらしい。

 

幼稚園で好きな子が居て、その子は幼稚園の中でもエッチな子だと有名な子だった。

そのころからもう、私は性に対して目覚めていた気もする。

 

クリスマス会の時に、劇で羊飼いの役をやった。本当は主人公をやりたかった。

 

変顔もよくするようになっていた。

 


 

 

小学生に上がると、元気で面白い子だと言われるようになった。

ある先生には、子供に欲しいくらい!と言われたこともあった。

 

一時期、好きな子が10人もいた。〇〇君とー、〇〇君とー、〇〇君!!みたいな感じだった。

でも、男の子に積極的に話に行く子ではなかった。どちらかというと、苦手意識があった。

多分、中学年の頃かな?思春期的な。

 

女の子に、秘密の好きな子をばらされて、からかわれたという事もあって、人間不信になった事もあった。

この時から、人に本音を話すことを避けて来ていた。

 

3年生までは長かった髪も、4年生から短くした。見た目は男の子そのものだった。

自分の毛の濃さ・眉毛の濃さにコンプレックスがあり、それに加えて洋服のダサさにもコンプレックスがあった。

眉毛が濃いことから、げじ眉・両津勘吉というあだ名がついた。私はそのあだ名が大嫌いだった。

男子にからかわれる事で、男性への苦手意識が強まった。

それと、自分は可愛くない、不細工だと思うようになった。

 

学校では、どこかなじめなくて、色々と苦痛だった。

 

友達に誘われて、子供のソフトクラブに入っていていた。

ソフトではいつも腰が痛くて、すぐ体調が悪くなり、暑い時と寒い時は地獄だった。終わるとすごく疲れていた。

ソフト自体はへたくそなので、応援団長として活躍していた。声は大きくて、大声で歌うのは楽しかった。

 

そのころから、自分の性別に対する違和感もあったと思う。

 

10分休みの時間は、いつも絵を描いていた。4コマ漫画のりんごくんを連載していた。

他にも、アニメのキャラや、オリキャラなどを、自由帳いっぱいに描きまくってた。

テストの裏のところも、絵でいっぱいだった。

 

算数は苦手だった。

 

20分休みは、ともだちとなりきりごっこをして遊んでいた。叩かれたりしていたいのは嫌だったけど、

なりきって遊ぶ事自体は大好きだった。

 

らんま1/2は、このころ友達に教わって知って、古本屋で買って読むほど好きだった。

あと、ちゃおという少女漫画雑誌と、そこで連載されていたミルモでぽんが大好きだった。

ミルモも沢山描きまくってて、アニメも見てて、ミルモ好きで有名だった。

恋愛模様より、妖精たちの絡みとかが大好きで見てたと思う。

 

恋多き私だったけど、その中でもほんとにほんとに大好きな子が居て、

小学4年生から、後の中学2年まで片思いした子が居た。

 

その子は身長が高くて、目が細い、他の子と少し雰囲気が違って(実は周りから嫌われてた)、

大好きで大好きで堪らなかった。

でも、男子に対して抵抗あるし、可愛くない私にはどうすればいいか分からないと思っていて、

とりあえず人気のアニメの絵で気を引こうとしてたりした。

 

ある日、友達がその男の子を呼び出し、強制的に私の告白を聞かせようとセッティングした時があった。

私はすごく嫌だなぁと思いつつも、心の中で少し来てくれるのではないかと淡い期待を抱いていた。

 

その子がみんなで外でサッカーしていて、一向に来る気配がなかった。

私はその様子をブランコで、その女の子の友達たちに髪を結ばれながら、おめかし?して待っていた。

こんなげじ眉で可愛くない私が髪を縛るなんて気持ち悪い。そう思いつつ、ホントはすぐにでもその場を去りたかったし、

逃げ出したかった。

だけど、逃がしてもらえなかったのもあるけど、心のどこかでは少し期待していた。

 

しびれを切らした女の子たちは、サッカーをしている彼のところまで走っていき、

「かおり待ってるんだよ!!早く来てよ!!!」と、大声で叫びながら突っ込んでいった。

 

顔から火が出るくらい恥ずかしかったし、消えてなくなりたいと本気で思った。

その後から彼は私を避けるようになった。

実際は、その女の子たちが嫌だった見たいだけど、私が嫌われたと思っていた。

それでも、好きな気持ちは消えなかった。苦しかった。

 

小学校から、本音を殺す、人間への不信感、羞恥心、自分を抑える、集団生活の苦しさ、性別の違和感などが相まって、

常に人を気にしていて、自然体で人に接することが出来なくなっていた。